プログラマには「種類」があるのよ

最近、プログラムだったら何でも出来ると思われてて困る。
会社設立以来のCTOだった人間が退職して以来だ。


在職中は僕はWebデザイナ、彼はプログラマと棲み分けが出来てた。Webアプリケーションについても、仕様を最終決定するのは彼でコーディングは僕とか、フレームワークは彼でViewは僕とか。彼はC/C++が書けたのでその他にデスクトップアプリケーションも書いていた。市販のレジシステムとWebDBとのブリッジとか、手入力の省力化とか。


で、退職。


一応Web側の仕様については引き継いでいるけど、所詮僕はHTML(と少しのPerl)が読めるという理由で採用された人間で、現在のメインのPHPと少しのPerl、本当に少しのRubyくらいは分かるけど、別に何でも分かるわけじゃない。というかちゃんとしたプログラム言語はほとんどわからない。(タスクリストをこなす事に限れば)わかる必要もないし。


…そうなんだけどプログラムが分からない人は、「人間が読めない言葉は全てプログラムというもの」という発想なんだよね。柴犬もハスキーも同じ「犬」。「プログラムならプログラマが読めるはず」「読めるなら変更/修正出来るはず」という発想になるらしく、全部回ってくる。

回ってきてもこっちも分かることと分からないことがあり、出来ないもんは出来ない。デスクトップアプリケーションなんかコンパイルの仕方もわからない。もちろんソースコードもない。で、粋がっても仕方がないから「わかりません」と答える。

一応の口約束として前任者との間でメンテナンス契約みたいのは残ってるんで、社長はそれの持って行き先が僕じゃないってのは分かってるんだけど、他の社員にとっては僕が面倒だから忌避してるみたいに映るらしく。

冗談じゃねー



プログラマには種類があってだな、ということを教えたいのだけど、多分無駄なんだよなー。自分が使ってる何かがどのプログラム言語で書かれてるかなんて、使用者が考えるべき問題じゃないし、なにやら勝手にやってくれるらしいという意味では同じだしなぁ。

考え方としてメンテナンスの取り次ぎを僕が行って、修正に責任を持つという考え方もあるけど、使用者じゃないからなぁ。本当にただの取り次ぎで全員にとって無駄。責任も取りようがないし。



資本に乏しい中小企業はこういうときどうしたらいいのかしらねぇ。

あと、自分が退職するときはどんな準備をして退職したらいいのかしら。
もし僕が退職したら、それこそ超大混乱になるけどその辺のリスクテイクとか考えないのかなぁ。考えてるけど打つ手がないのか。なにかっつーと前任者が責められてるけど、なんかそれも違うんだよなぁ。

短期で雇えるプログラマとかいるんだろうか。
それにしても仕様(修正前と修正後と)を示さないと話にならんけど…