「タッチ」(コミックス版)にはまり中。

タッチ―完全版 (1) (少年サンデーコミックススペシャル)タッチ―完全版 (1) (少年サンデーコミックススペシャル)
小学館 2005-07
売り上げランキング :
おすすめ平均
Amazonで詳しく見る
by G-Tools


最後まできっちり読んだか記憶も曖昧なほど昔に読んだまま何となく引っかかっていたのだけど、彼女の人が実家に大事に保存していたコミックス全26巻を持ってきたので、少しずつ読んでる。奥付を見ると初版は昭和56年とのことなのだけど、なんだろうこれ。

全然古くないし超面白い。


野球漫画ってのは本当にたくさんあるけど、タッチで印象的なのは、野球をやっている少年達だけを描いてるんじゃないって事かな。あだち充漫画の題材には野球が多いので、どうしても野球漫画なイメージがあるけど、どちらかと言えば少年少女を描いたときの舞台設定として野球があるんで、野球の方から描き始めたわけじゃないんじゃないかという。なんというか、親しみやすいタッチとか軽いノリとかという画の印象とは別に、もの凄く細かく心象風景を描き出してる。特に達也と南の特殊な環境、17歳という年齢、それぞれの性格、そうしたものを反映させた微妙な感情の表現はリアルで微妙すぎてちょっと怖い。他のあだち充作品ではそんなことを感じたことはなかったんだけど、「タッチ」は別格かも。「タッチ」のあだち充はほんとに神懸かってる。

もったいなくて自分で縛りかけて少しずつ読んでるんだけど、それでもあと3冊しかない…



「タッチ」読み終わったら、「ラフ」読みたいな。なんとなく。