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14頭中14番人気のアピールの鬼脚。しかもこれ、ダートで距離もたった1200なんだぜ…ありえないぜ。マジで、時間止まってるかと思った。キングクリムゾン!
どんな戦績の馬だったの?
コメントの中で、「ヤフーのコピペだろうがデビュー後に地方移籍して普通に連勝してるぞ」ってのがあったんだけど、「笠松のC級も勝てない馬を買えるかはげ」っていうコメントもあって、戦績についてはよくわからずじまい。つーわけで調べてみた。詳しい戦歴はこちらをどぞ。
アピール|馬|Um@SQL
↓抜粋
確かに中央競馬でデビュー→2戦した後、地方に移籍して3連勝してる。でも、この3勝ってどうなの?価値あるの?地方競馬の競走体系がそもそもわかんないんだよね…
地方競馬の競走体系ってどうなってるの?
地方競馬の競走体系は僕もあんまり知らなかったんだけど、Wikipediaの日本の競馬の競走体系 > 地方競馬および地方競馬情報サイト 地方競馬の基礎知識を参考に整理するとこんな感じになっているらしい。- 2歳
- 格付けなし
- 3歳
- 3歳A
- 3歳B
- 3歳C
- 賞金が不足している馬
- 一般(4歳以上)
- A
- B
- C
- 賞金が不足している馬
なるほど。
これを元にアピールの戦績を吟味してみると、笠松移籍後の7レースは全て格付け以下の3歳馬の中で一番下のレース。中央競馬から移籍して賞金が足りなかったからかも知れないけど。んで、8レース目にようやく3歳Cの15組に格付けされてC級が走れるようになってるんだけど、その初戦で2番人気、2着。そして4歳になって中央競馬に再び移籍、というのが笠松での実績かなとおもふ。
一言で言えば、大して実績を残していない、かなぁ。
中央競馬の500万下と南関東のB2、B3の間で交流競争が行われていることを考えると、ほぼ未勝利レベルの馬ではないかと。笠松がいかにレベルが高くとも、そう大した違いはないと思うし。よく中央に戻す気になったなぁ。
中央競馬での戦績は?
上の表で明らかなとおり、取消→16→13→14→9。距離の長いところ試してみたり、芝試してみたり、左回り試してみたり、色々やってるけど全部ほぼ最後尾。今回勝ったレースはダートの1200メートルだけど、同じ条件は3戦目で既に試されてて13着。天候は小雨、馬場状態は不良。今回が天候雨、馬場状態稍重、斤量も同じ55kgだったことを考えると…今回も限りなく期待が持てない感じ。「買えるわけねえだろ」っていうのは、ごく自然に当たり前の感想に思える。勝ちタイムは稍重を考慮しても特別速いわけでもない(参考 → 栗東S(京都D1200/OP))んで、これで開眼!俺の伝説は今から始まる!とかそういうことにはならないと思うけど、これで何か馬主さんとか周りの雰囲気が変わって、馬ごみ嫌いそうな性格が前向きになったりしたら面白いかもなーとは思う。牝馬だし、体重の増減が大きいところから見て、相当カリカリしてそうな感じもするし、その辺の気分の変わり様はあるかなー
それにしてもやー、ダートの追い込みは迫力あるね。それもぶっち切り最後尾からだしね。
暫く注目してみていたいと思います。