PCでDJするなら余計に音源が必要なんじゃないの

PCでDJをする人たち(PCDJ)が増えてきまして、友達の中にも何人かいます。
ノート1冊分程度の中に何万曲も入れられて、ミックスもあんまり悩むことなくスムースに行えて、
確かに楽だろうなーとは思います。ま、本人が思うほどは大してかっこ良くないけど。

ただいつも疑問に思うんですけど、PCDJやってる人の一部は、
なんつーか音オンチの僕でもわかるような壊滅的に音が悪い音源を平気で掛け続けたりしてますが、
自分で自分の出してる音を聞いたこと無いのかな?


DJ中の1発ネタとかだったらわかります。


CDなんかない、誰かの一発録りMAD MIXとか。
YouTubeとかで拾ってきたのをmp3に変換して突っ込んで、ミックスするとかも。

でもさー自宅で楽しむんならともかく、たかだか128kbpsでエンコードされた音源なんか、
大音量で聴くもんじゃないよ。音が軽くてスカスカなのがよくわかっちゃう。

だいたい、Webに上がってる音源なんて96kbpsとかざらだし。動画の一部なら余計に。
Wasabeatとかだと320kbpsで売られてるみたいだけど、
iTunes StoreだとAAC 128kbpsでしかないし。高位サービスのPlusで256kbpsかな。
NapsterだとWMA 192kbps。
あ、e-onkyo musicだと随分音源に近いみたいだけど。

参考:
ITmedia +D LifeStyle:「高音質配信」は本当に“いい音”か?――iTunes Plus編
ITmedia +D LifeStyle:「高音質配信」は本当に“いい音”か?――e-onkyo music編



まぁともかく、音がどれだけ良いかという音響マニアなことを言いたいわけではなくて、
そもそも音の良さはあんまりよく解らないし、
そうじゃなくて、明らかに音が悪い音源を人に聴かせてるヤツって何なの、と。

DJユースで使えるようなきちんとした音をPCに取り込むためには、やっぱり、
有料できちんとした音源を取得する必要があるんだっていう話。無料はあくまでサンプルでしかない。

ダウンロードで購入したいなら、上で書いたようなきちんとしたサービスを使うべきだし、
そうでないならCDなりレコードなりからきちんとしたレートで取り込むべき。
iTunesだって、設定 » 詳細 » インポートでの設定によってもの凄い変わるよ。
容量は6倍くらいになるけど、WAVでインポートすれば随分と聴けるようになるし。

そのところをさぼって楽して、いざとなればWeb上に音源が無限にあるとかうそぶくヤツは、
DJとしてちょっとどうかしてると思うね。曲がりなりにも金取ってるヤツが言うことじゃないぜ。
お前が楽することで、客が割り食ってんのにそれに目を向けないDJとかなんなの?



色々と、音源そのものがWebで公開されることが多くなってきて、

U2の最新アルバム、No Line On The Horizonの全曲がMySpace Musicにて無料でストリーム配信される。本アルバムの海賊版がリークされてしまったことに対応する意味なのかどうかはわからない。U2のMySpace Musicページには1曲のみが掲載されているが、掲載されているアルバムの一番上のものをクリックすると全曲を聴くことができる。MySpaceによると全曲をストリームするのは2/20から3/3の期間で、予約注文へのリンクが張られている。
 

将来的にはCD音質以上の音源がWebから手軽に手に入る状況になるかもしれないけど、
やってみればわかるけど、今はまだアップロードするのも結構きついわけで。
必然的に聴ければいいやというサービス(YouTubeとかね)では音質だいぶ削ってるよね。
少なくとも今現在では、まともな音聴こうと思ったら自分で金出さないとダメってこと。

今はまだWeb上の音源の殆どは「サンプル」だと思うよ。
やっぱりきっちりマスタリングされたCDを聴くと随分違うなーって思うもんな。
それ考えないでPCでDJとか、DJをどんどん適当にするのはホント迷惑なんでやめて欲しいわ。

まぁ、以前某イベントでみたゲストDJの「iPod DJ」よりかはだいぶマシだけどさw
(それでも五十歩百歩だけどな)