その中で、こんなこと(強調部分)が書かれてました。
ディズニーランドの人気パレード、エレクトリカルパレード風の動画『東京ニコニコランド?エレクトリカルパレード?』が今動画共有サイトで話題になっている。
エレクトリカルパレードで流れるあの音楽(原曲、バロックホウダウン)にあわせてニコニコ動画で話題になったキャラクターが後ろを大行進するものだ。
本家エレクトリカルパレードのように電飾を身にまとったキャラクター達と、音楽に合わせた声や効果音が癖になる。
動画は約5分あり、涼宮ハルヒ、初音ミク、陰陽師、スプー、ドナルドと人気キャラが大集結だ。
中にはニコニコ動画初でないものも混じっているがそれはご愛敬ということで。
なお、ニコニコ動画にアップロードされている動画は権利の関係で一部モザイクが掛けられている。
zoomeにて高画質版が公開されているがこちらは無修正となっている。
zoomeってのは、ADSLなどでおなじみアッカが2007年1月に始めた動画共有サービス。
売りは高画質とSNS機能だそうで、結構根強い人気を誇っているんだけど、
でもまぁこれって、いつか見た光景だよなぁ…とか思ったりもする。
要はまだ注目度が低いから権利者が動いていないってことなわけで。
その問題を解決できてるから、無修正でアップできてるってわけじゃないんだよね。
結局、動画共有サイトの成長ってのは違法アップロードを主軸にして成長し、
その後それへの対応というジレンマに悩まされるんだっていう。
順追って書けばこんな感じ。
- サービス開始
- 注目度が低いので権利ものへのチェックが甘いため動画置き場として利用される
- 動画置き場として注目され、PVが伸びる
- 権利者にも注目されて削除を開始する
- 違法アップロード以外の魅力を提供できたら → 持続成長
- 提供できなかったら → 閑古鳥 → サービス終了
もちろん、高画質でアップできることが前提かもしれないけど、
YouTube見てるととにかくアップされてればいいって感じもするし、やっぱりチェックの甘さかな。
動画をチェックして削除するなんて、人的コストもシステムコストもバカにならないし、
動画共有サイトにとってひとっつも良いことなんか無いけど、でもいつか通る道で、
その壁乗り越えたところだけが生き残って、他は落ちてく。基本的に儲からないしね。
今のところ見る限りでは、日本語サービスを行っているサイトとして、
YouTubeとニコニコ動画はなんとかその壁を乗り越えつつある気がする(赤字だけど)けど、
他のサービスはこれから試されることになるんじゃないかなぁと。zoomeもね。
そこで落ちれば、挑戦権は次のサービスに移っていくし、落ちなければ定着するし。
その辺で、今旬な動画共有サイトは変遷していくんだろうね、と。
いやもしかすると…、そんなことを繰り返してるうちに、動画共有サイトが増えすぎて
権利者もチェックしきれなくなって(多分手動チェックだから、人的コストとかものすごいと思うんだよね)、
ホントにあぷろだみたいなサイトが増殖したり…するのかもしれないなぁ。
まぁそのためには、それで儲かるっていうビジネスモデルを確立させることが必要かもしれないけどね。
今はまだ「誰も彼もがサービスイン」とかは、無理だろうね。完璧、手弁当だし。