【レジ打ち話】 平均の2倍の能力は十分凄いけど。

ネタにマジレス。

平均値の2倍は範囲内で通常と変わらないというのは微妙な評価だと思うけど、
(能率2倍って環境に依ったら確実な賃金格差を生むけどね)
結局の所、能力を発揮できる時間なんかピークタイムだけで、
勤務時間全体を平均すると、2倍どころか2割程度だろうな、と思われ。


スーパーのレジ係の求人情報を見てみると例えばこんな感じになってる。

  • 15時-21時から4-5H
  • 時給680円

ピークタイムを仮に17時から20時の3時間だとすると、
平均的なレジ係(1時間の処理能力が1単位)と、
能力2倍のレジ係(1時間の処理能力が2単位)の成果はそれぞれ、

  • 平均的なレジ係 … 5pt
  • 能力2倍のレジ係 … 8pt

となって、能力2倍のレジ係の成果はせいぜい60%増というところ。
もし仮にパートではなくてフル勤務(13?20時の実7時間勤務)だとすると、
2人の成果はそれぞれ、

  • 平均的なレジ係 … 7pt
  • 能力2倍のレジ係 … 8-10pt

となって、成果は14.3%-42.9%増がせいぜい。


要するに、目の前にいるおばさんの凄さってのは、
僕らにとってはその瞬間だけだから凄いんだけど、
経営者の視点で数字を馴らしてみるとその能力差はわかりにくいってことだね。
給料を払うニンゲンには見えないことなわけだ。
多分、ピークタイムの現場の主任の「田中さん呼んで!」とかで対応してるんだろうな。
(それが良いかどうかは分からんけど)



で、これはある意味でニコニコ動画の投げ銭話に通じる話なんだけど、
評価したいのに目に見える形で評価できないことへの歯痒さ、というのが根本なので、
結論の1つとして、

それでも心の安寧が必要なら、次にスーパーに行ったときに早打ちおばさんの前に紙コップを置いてくるといい。いいパフォーマンスを見せてくれたらダイムかクォーター硬貨を入れる。そのうちチップを与えないと早打ちしない怠惰なおばさんか、ローラースケートを履いてレジ打ちするおばさんが見られるはずだ。

というOgawaさんの皮肉は、ある意味で提案され得る案だろうと思う。


しかしこのことは結局、チップを要求するレジ係を生むだけで、
あんまりねーそぐわない。ココロの安寧にはならない。


おばさんの方でも給料どうこう(店を移籍するとか)ってのはないわけで、
自分が出来ることをしてるだけなんだから、
ありがとうって言えばそれで良いんだろいうなぁ、と思った。



それにしても、グルメシティで働いてるレジ係(男性)の鈍くささには殺意を覚えたよ。
いやこんなことでそんなに腹立てたりしないんだけど、
2番目に並んでて、自分の番が回ってくるまでに他のレジが全部列を処理し終わるとか…
あり得なさすぎ。

出来るおばさんを金銭で評価する/させるのは諦めるにしても、
あいつ使えねーみたいなのの愚痴くらいは言いたいわ。。