危ない世界一周旅行 宮部 高明 彩図社 2007-11 by G-Tools |
切込隊長のところで見かけて、Amazonで購入。
感じとしては…以前読んだ、『手のひらの中のアジア』に近いものがある。
これもまた元々ブログにて連載されたものの書籍化らしく、
同じような感じ…つまり、内容が薄い。
ブログの良いところは感じたことをすぐにまとめられることだけど、
場合によっては俯瞰的視点を欠く。
ブログと旅行日記の相性は悪くないと思うけれども、
書籍としての旅行記とブログの相性は最悪だと僕は思う。
これからもこういう本は沢山出ると思うけれども、
もうコレで懲りたので、次からはよく調べてから買いたい。
劣化した旅行記を手に取るのはどうも微妙なので。
(『大西洋漂流76日間』を読んだ後だと劣化具合に哀れみすら感じる)
逆に旅行記ではなく、他の形態の本として手に取ったのだとしたら、
これは結構面白い本ではないかとも思う。
なんていうかな、世界各地の短文レポート。
週刊誌(ポストとかプレイボーイとか)に連載されたらよく似合いそう。
筆者は仕事を無理矢理辞めて世界一周に出掛けてしまった変な人。
(羨ましいという気持ちはあるものの、僕はきっとそうなりたくない)
んで、旅行先で、危険な目にあっても危険な目にあっても、
危険なところへフラフラと出掛けて行ってしまう。
油断して犯罪に巻き込まれることも、欺されることも、すられることも、
暴行を受けることも、とにかく旅行におけるありとあらゆるうっかりをやってる。
切込隊長も書いてたけど、読後感はもうシンプルに、