先日のイベントで、友人の息子を撮っていたときのアクシデントで、
メインのズームレンズが壊れてしまった(回らなくなった)ので、
昔、フィルム時代に時折使用していた、
TOKINA製ズームレンズを引っ張り出してきて、街を撮影してみた。
使用レンズはTOKINAの35-300mmズームレンズ。
購入当時で、2万円切ってたと思う。
いわゆる、とりあえず焦点距離に幅ありますよ的安レンズ。
レンズとしては、4.5-6.7と暗いし、
35mmで写せたとしても最短撮影距離は2.5mなので、
街撮りとしては使い勝手悪し。
で、デジタル一眼で使おうって言うんだから、
35mmに換算すると(Nikonの場合、約1.5倍)焦点距離は、50mm-450mm。
フィルムでは標準ズームも、デジタルでは立派な望遠レンズ。
しかも重い(苦笑)
まぁそれでも、標準ズームでは出来なくてもこのレンズなら出来る撮り方もある。
特に、望遠による距離圧縮とか。
例えば、次の写真は、35mmで撮影した、イチョウ。
次に、同じ木を、300mmで撮影してみると、こんな感じ…
トリミングに見えると思いますが(苦笑)、
コレがまたトリミングじゃないんですね。
特に凝った作画意図はなくて、ただ拡大しただけですが、
それでもここまで違う、と。
レンズが多少暗くても、日中屋外ならあんまり影響なし。
この300mmも、F6.7で1/640でシャッターが切れてます。
そう考えると、使い道はあるかも…
(とはいえ、手持ちで450mm換算て相当にキツイですけどね)
で、ズームと言えば、当然、距離の圧縮と被写界深度なわけですが。
この写真を見てみるとよく分かります。
本来こんなにゴミゴミした印象ではないんですが、
300mmで撮ることで、前後の電柱/電線がより詰まって見え、
結果、凄くスラムチックな雰囲気になってます。
もういっちょ、雑踏。
こちらは、35mm。
そしてこちらは、300mm。
ま、コレは単に切り取っただけですがね。
あんまり期待してなかったんですけど、
実際に撮ってみると意外に色々と試せて面白いことが分かりました。
まぁでも…出勤途中とか、散策しながらとか、
そういうときに使うレンズではないような気も…
ふと目に付いた花を撮ろうとしたらピントが合わなくて、
2.5m離れたら35mmでは小さすぎて、
結局、そこから望遠で…って何か間違ってる気がしすぎる(苦笑)
やっぱり、早くレンズ直して、
50mmマクロ買おう…
[SNAP: KYOTO: DAY] :: 2007 – a photoset on Flickr