ミクシィは1月30日、SNS「mixi」で、動画投稿サービス「mixi動画」を2月5日にスタートすると発表した。投稿は当初はmixiプレミアム(月額315円)ユーザー限定だが、順次全ユーザーに広げる予定。閲覧は当初から全ユーザーが可能だ。著作権侵害対策も慎重に行う。
(中略)
1ファイルは最長5分、最大50Mバイトまで。1人あたりのファイル容量は500Mバイトまで。
一応、今日からサービス開始なのだけど、これを書き始めた時点ではまだのようだ。
動画の共有サービスは、MySpaceなんかではあったと思うけど、
日本人のYouTubeの利用の仕方から見ても分かるけど、アメリカ人と違って、
『自分のホームビデオをみんなに公開する』というような用途があんまり受けないみたいなので、
真面目な意味での動画共有となると…それほどインパクトがあるかは微妙。
この記事でも少し触れられているけど、
mixiニュース/mixiミュージック、つまり、2006年2月スタートの「mixiニュース」と2006年5月スタートの「mixiミュージック」についても、mixiユーザーが日記を書くきっかけとなるサービスである。
しかし本当に二つのサービスは「投稿を増やすこと=活性化」につながったのだろうか?
(中略)
alexaのPVグラフは参考でしかないが、これを見る限りでは二つのサービスは活性化につながってはいないと考えられる。
共通の話題を中心とした連帯感であったり、
音楽嗜好の共有による友達の(再)発見であったり、
というようなものは…少なくとも僕の周りでは実感がないな。
(個人的には、もっと引用のCSSを格好良くしてくれたら、使っても良いが)
思うのだけど、重要なのは、ユーザーが用途を見つけられるかどうか何じゃないかな。
あるサービスをリリースして、仮にあまり利用が進まなかったとしたとき、
サービスの管理者側としては、サービスの質に問題があったのではないか、
というように自分たちに責任を求めると思うけれども、
(僕も管理者だったら多分そうする)
案外、単純にそれ使ってやること無い、みたいなことで利用されてないことも多いんじゃないかと。
例えば同じmixiで言えば、僕にとっては、アルバム機能がそんな感じ。
他人のを見ても、自分のを見ても、取り止めがなさ過ぎて使いづらい。
結局、ただの素材倉庫にするしかない。
もう少し見せ方があるんじゃないか?
Flickrから、Ajaxなところを取り除いても、mixiのフォトアルバムよりよほどマシだ。
Flickrなら、アップもソフトから出来るし、ブログも書けるし、ブログパーツも提供してるし。
mixiは日記との連携すらできてない。
画面の右端のランダムに1枚とかでも全く用途は違ってくるのに。
オススメレビューだってさあ。
日記の中で書く方が自然だと思うのよ。
オススメレビューを日記の一部として書けて、
それをそのままオススメレビューとしても登録できたらどんなに楽か。
基本的にユーザーは常にネタを探してるわけだから、
レビューが日記のネタになったら、それは楽だよ。
しかも、レビューとして後でまとめて見返せる。
サービスそれぞれは、
容量とか、アップロード(更新)のスピードだとか、使いやすさとか、
そう言う意味ではギリギリであっても合格点だと思うけど、
じゃあそれ使って何をしようか、という段になると、コレと言って思いつかない。
それ使うと日記書くのが楽になるかと言えばそうでもない。
多くの人にとってmixiの基本は日記だと思うんだよね…
(自分のにせよ、人のにせよ)
で、mixi動画。
僕個人は、既に用途を1つ見つけてるので、
サービス開始後しばらくは使うことになると思う。
そうは言っても、大したことじゃなくて、
単に自分のイベントの様子を携帯カメラで撮影して、アップしようと思ってるだけなんだけど、
これが今まで出来そうで出来なかった。
イベントの様子を、写真と文章だけで伝えるのは限界があるし、
そこに音と動画が混じれば、相当違うモノになるんじゃないかと。
そう言う点で、携帯からのアップが(多分)出来るのは大きい。
今まで、携帯で撮った動画を再利用したことなんか無いし。
でも他の人がどうかは…よくわからない。
最初に書いたとおり、日本だと、
自作動画に対する意識自体が低いので、そういうこともあって、
サービスの質に関係なく、ユーザーが用途を意識できずに、
利用が延びないということも起きるかもしれない。
800万ユーザを抱えるサービスが、そう言うところにサービスを提供するからには、
むしろそういうところを覆すくらいの気合いでもってやって欲しいし、
そうなったら面白いよなーと思う。
ニコニコ動画を見ても分かるけど、
現代のユーザーは、ツールそのものよりも、用途の方を望んでるんだよ。
絶対。