まぁなんだ、サイト上だけじゃなくてオフラインでも、
『こんなに踊らされる人が多いなんて…』
と、少し呆然としながら話しつつ、
日本の未来にかなり大きな不安を感じていたのですが、
しかし納豆について書くブログが増えるにつれ、
この騒動で得たものは、もしかしてこれではないかと言うことにふと思い当たり、
むしろ何となく嬉しくなったり、したりしたりして。
つまりなんだ、納豆愛。
納豆好きがこんなにそれぞれの愛を確かめ合った日々があっただろうか。
愛好者が、他の愛好者を認識した日があっただろうか。
一方で蛇蝎のごとく嫌われているこの食品を、
俺は好きだと言って、しかし誇ることもなく買い続けていた全国の納豆好きが、
空前の納豆不足から、納豆生産者の危機へと続く一連の騒動を前に、
そんな風評なんて関係ないぜ、
だって俺は君を愛してるんだから、
そんなことを胸を張って発言している…
そんなことがあっただろうか。
そうなのだ、そうなのだ、
うん、もうわかった、わかったから、
そろそろ、俺に納豆を食わせろ。
相変わらず一瞬で消えた納豆、その直前。