Get my tongue around.

2004年後半くらいから意識的に心がけていることがある。
それは、

『はっきりとものを言う』

だ。



はっきりとものを言う、
本音で話すという意味ではなくて、文字通り、はっきり聞こえるように話すと言うこと。
誰に言ってもあんまり信用して貰えないけどね、
僕、結構、小心者なんですよ。
マクドナルドとかでも、口ごもったりしちゃうわけ。
吃音ではないけど、こう…口の中でもごもご言ってて聞き取りづらい、と。


子供の頃から指摘されてることなんだけどもさ、
今までは、それを恥ずかしいとは思っても、治そうとは思わなかった。
だってしょうがないし、みたいな。
子供の頃からそうなんだもん、と。


でも、ある日、
『これではいかん』
と思ったわけですよ。
取り立てて大きな理由があったわけではないけれども、
いや、コレって意識すれば治るんじゃねぇか?と。
喋るときに、ほんの少し頑張れば良いんだもの。
むしろ、口ごもりたくないがために、
相手(主に店員)の言うとおりにするのもどうかと思うし、
上手く要求を伝えられないから、要求しないってのも。

いや、ね、本当に小さなことなんですよ?
マクドナルドで、セットを注文して、
『ドリンクは何になさいますか?』
と聞かれたときに、
『コーンポタージュってドリンクに出来るんですか?』
と聞くのが嫌だから、
『アイスコーヒーでお願いします』
と言っちゃう、とかそんな感じの。
(アイスコーヒーは絶対にそうと知ってる)

でも、それってさー、違うでしょ。なんかね。
そう思ってても、恥ずかしくて出来なかったんですね。

あ、仕事の電話とかは大丈夫。
対人でも、電話とか、いや実際の打ち合わせでも、
仕事がらみだと大丈夫なんだよね…いわなあかんから。
恥ずかしいとか言う感情は出てこない。
でも、プライベートの、しかも全然知らない人となると…
仲良くなろうってんじゃないのに、なかなかしゃべれなかったんですね。
落語、『火焔太鼓』の中で、
肝心なときに舌がつる道具屋の主人、てのが出てくるけど、
そんな感じ。


で、どうだったのかというとね。
だいぶ、自分でも、きちんと話が出来るようになったと思う。

うん。

数値化されるわけじゃないから、
何がどうとは言いづらいけど、
前よりは、ある程度きちんと話せるようになったかな。

まだまだ、ですけどね。