Google Maps が衛星写真のサービスを始めたことは先日ここでも取り上げたのだけど、
それを踏まえて、Wired News でこんなコラムが掲載されていた。
衛星写真恐るべし。
取りあえず、ちらっとでもそのコラムを読んでいただきたい。
Wired News – 衛星写真がとらえた「思いがけないシーン」(上) – : Hotwired
Wired News – 衛星写真がとらえた「思いがけないシーン」(下) – : Hotwired
Google Mapsに絞ったことではないのだけど、
先日のインドネシア沖地震の時の津波の写真などをを紹介しつつ、
狙って撮影しているわけではないけれど、
たまたま、“思いもがけないような”写真が撮影されることがある、とコラムでは紹介されている。
個人的には、『バーニングマン』(知らない人は各自調べてくれ)の街ができあがる様子を
Google Mapsが掲載していることや、
掲載されている野球場で今まさにゲームが行われていたり(選手は見えないが駐車場は一杯だ)
はっきりいって怖い(苦笑)
Google Mapsのデータはさすがにリアルタイムではなく、
1年半に1回くらい差し替えるということなので、決定的瞬間ってのは期待できそうにないが、
(とはいえ、Googleスタッフが敢えてその瞬間を採用するということもあり得るのだが)
Googleが衛星写真の会社(キーホール社)を買収した時点でデータ量がなんと、15TB。
これはすなわち現在のスタイル(北米)だろうから、もしこれを、
グローバルなシステムに拡大していったとしたら…、全く膨大な情報量だ。
プライバシー的には確かに心配な面もあるが(何しろ全世界に公開されているのだ…それも無断で)
でも、もし日本も見られるようになったら楽しいんじゃないか、と思う。
行ったことがあるけれど、それから二度と訪れていない場所、
思い入れはあるけれど、滅多に行けない場所、
そんなところを、遠くから眺めるってのは、
それはそれで、ほんの少し情緒的じゃなかろうか。
科学技術、IT、Googleと、これほど『情緒』という単語が似合わないカテゴリもないけれど、
そんなことをちょっと思った。