というのも、朝読んだこのレポートが頭に残っていたからで。
「何故、吉野家は牛丼の販売を再開しないのか?」この騒動で一番損したのは吉野家で、シェアは逆転されるわ、赤字にはなるわ、株価は下がるわ、アメリカからの牛肉輸入が止められたまま1年が経過致しました。そうした中、数多くのお客様方から牛丼の販売再開を求められておりますが、未だにご期待にお応えできず、大変申し訳なく残念でなりません。
同業他社が他国産牛を用いて牛丼を販売していることから、「何故、吉野家は牛丼の販売を再開しないのか?」との声を数多くいただいております。その様な疑問やご意見にお答えし、説明することも責務のひとつと考え、当社の考え方をお伝えしたいと存じます… >> 続きを読む
えらい大変なことになってます。
一方で、すき家、松屋はじめ競合各店は上手いことやってシェアを伸ばして
美味しいとこを持っていったわけですが。
でも実際牛丼がないから売り上げは落ち込んでるわけだけど、
(吉野家のメニューはそれまでは驚くほどシンプルで、今でも他社に比べればレパートリーは少ない)
巷の評判的にはどうなんだろう?
同情も含めて、企業イメージとしてはある程度プラスになってるような気がする…
のは僕だけ?騙されてる?
いずれにせよ、吉野家が牛丼を出せない(×出さない)理由が、このレポートにあり、
別に豪州産が不味い、合わないからではなくて、取引の方法が違うから、
(牛丼に使う部位以外の肉は使い道がない…メニューがないから)
そして、どう計算しても安定供給されるだけの、『牛丼用肉』を確保できないから、
そうしたことが、データを挙げて、感情的にではなく分析的に示してあり、
まぁ、これじゃしょうがないな、と思わされた次第。
同情に乗ればなんぼでも商売にはなるとは思うけどね。
将来的なことを見越しての選択なんでしょう。
中途半端なものを出して、同情票を得ても、それは一時しのぎにしかならない、と。
僕自身は別に吉野家が無くなっても『食』的には困らないけど
(だから別に2/11に一日だけ売るって言っても行かないだろうけど)
でもまぁ、やっぱり頑張ってもらいたい、と思います。
もうすぐ牛肉の輸入も再開されそうだしね。
アメリカがのBSEに対する危機感のなさ(つうか今売りたい、っていう強引さ)は
なんとかならんかとは思うけど。