忌避

すさんでいる。生活が。
もともと部屋を綺麗に保てるような人間ではないが、
ここ数日の部屋の荒れようったら無い。
ここまで来るとこれはもう、時間や暇の問題ではなく気力の問題、性格の問題である。
片づけたい、と思えるポイントが、玄関入ってから途切れることなく続く。
在る意味、自分の部屋か?と思うくらい。

何となく、いろんなモノから逃げているような気がする。
まぁ、タイミングが合わないときは背を向けて遁走するのも手段の一つではあろう。
しかしどうも、そうではなくて、見て見ない振りをしているような感じだ。

小学生の夏休みの宿題のような、
24時間の過ごし方のグラフを毎日付けたとしたら、
僕のこのところは決して、常に何かで埋まる…というようなものではない、時間は十分にある。
帰宅して21時、起きるのが9時。休日だってある、
ひとっつも、『いっぱいいっぱい』なんかじゃない、ハズ…
なんだけどなぁ…

自分の中の司令部は、きちんと指示を出し続けている、
眠れよ、そう邪険になるなよ、投げやりになるな、掃除しろよ、煙草吸いすぎじゃないか?、酒控えろよ。
ところが、どうもそれが上手く伝わらない。
反抗期のように、
『うるせぇよ』
といったっきり。主張もない。

本当は、楽しい酒を飲んで、音楽聴いて、散歩して、笑ってる方がいいに決まってるんだ。
実際、そうしたいね。
が、従ってくれないんだよなぁ…
もうええやん、って言うてるのにね。
こうしてだらだら生きてても疲れるだけやし、ビッとしようや、と。

落ちるのにきっかけがあったのと同じように、
上がるのにもなにかきっかけが必要だなぁ…
ただし、『落ちる原因の反対』ではないわけで。俺にもようわからん。
誰かと飲みに行って、愚痴を並べ立てて意識ごちゃごちゃになるまで飲めば…いいかな?

『自分は元気だ』と思ってるとき、実はなだらかに落ちてるのはよくありがち。
今回も、別に突然落ちたわけじゃないと思うんだよね。
でも…なんか、ちょっと、元気になってきた。
落ちるとこまで落ちちゃえば、後は上がるだけだしさ。