距離感

自分がどんな状況か、なんて事を人はいちいち説明したり無いわけで。
それは僕もそうだ、具体的にどうこうして欲しい、してくれるな、なんて事を
友達みんなに知らせてたらそれはただ単に、ビョーキだ。
そんなわけだから、当然、外部からの接触に関しては、
それが親しい友人であったとしても、
時に、ある程度違和感を感じることもある。
 
…回りくどい言い方を止めて、手っ取り早く言ってしまえば、
今の僕は、前のように、ココロから笑える、というような状態じゃない、ということ。
落ち込んでるときに、そっと、なぐさめてくれるひと、というのはホントに貴重、
みんなから離れてタバコ吸ってるときに、ベンチの横に座って掛ける言葉を持っていて、
さりげなく酒をおごってくれる友人の優しさは、ホントに嬉しい。

でもやっぱり、無理なんだ。
普段だって、100%気を遣わないでいられるわきゃない、
同じように笑いあうとしても、エネルギーを使わずにそうなれるヤツもいれば、
エネルギーが必要なヤツもいる、
みんなに合わせてテンション上げていく、それほどしんどいことはないし
正直、逃げたかった。

何も言わなくていいから、ほっといてくれ。そう言いたかった。
多くの友人に対しては、元気な姿を見せるか、全く何にも無しでいたい、
醜いとは感じながらも、結局はそれが正直な想いだ。

『忘れる人間』というのを何人か設定した。
“携帯自殺”というヤツに近いかもしれない。
住所でしか繋がっていないなら、引っ越してしまえば、
携帯でしか繋がっていないならば、番号やメールアドレスを変えれば
サイトでしか繋がっていないなら、サイトを移してしまえば。
忘れることが出来る。
安易に期待して、結果裏切られること、それが痛い。

眠りについた、『彼女』の側に帰るまでは、そっとしておいてくれ。
想いをすべて、海に流してくるから。