静岡からの連絡によると、今日一日エアコンの中で過ごして、夜には牛肉の煮たのを食べたらしい。依然として足腰は立たないし、予断は全く許さない、それどころか…近い日、一週間か、いや明日か…本当に、現実的に別れを実感した。
今日の仕事は2時間の残業だったが、その後は心配でずっと家にいた(メトロに行くという選択肢もあったのだが…PEACEだったし)もちろん、前日ほとんど眠れておらず、疲れ切っていたというのもあるが…不眠不休で、恐らく自分の親が寝たきりになってもこれ以上はしないだろうというほどの介護をしてくれている、両親に比べれば、大したことはない。
全ての命はいずれ尽きる、長いか、短いかの違いだ。それはよく言うし、そう思う、でもこうして、その灯火の消える様子が近づいてくると、やはり、そんなことは言ってられない。たとえ今の自分より、犬の方がいい暮らしをしていたとしても(苦笑)生きている時間は出来るだけ、長い方がいいし、『もう頑張らなくていいよ』と、安楽死に導くような気持ちにはなれない。こうしている今も、望むと望まざるとによらず、彼女は生きようとしているのだから。それが、この世に生を受けたものの、まさに唯一の、義務なのかもしれない。
そして『その時』が、来たならば…僕は、静かに、別れを告げ、涙を流そう。