顔文字。

イベントを一緒にやってる友人と
一悶着あったので少し書いておく。

別に僕は顔文字反対派ではない。
再インストールで顔文字を紛失したので
使っていないだけで、本来はそれなりに使う。
だが、前提としてそれがどういう効果を
持っているか把握した上で使うべきだ。

彼は、雰囲気を和らげるために使っていると言った。
俺が努力してんのに文句言うな、というわけだ。
だが、そのメールはミーティングに関するもので、
そのミーティングは彼が、
『真剣に話したいことがあるから』
と言って開かれることになったものだ。
要するに、『和らげる余地』などどこにもない。

さらには、その顔文字は多分に、2ch色の強いものだった。
すべてが、とは言わないが、その系列の顔文字は
根底に、冷笑・嘲笑・皮肉などの、アングラな空気がある。
雰囲気は確かにポップにはなるが、
知らずに使うようなものではないのだ。

そもそもが、
受け取る側で意味合いが大きく変えられるというのが
絵文字を始め『記号』の性質のはずだ。
意図がどうあろうと、
指摘に逆切れする性質のものではない。

悪気のなかった彼を責めても仕方がなく、
それを指摘する僕の言葉に刺があったのも事実だが、
『無知は罪』という言葉もある。
そういう意味では彼は結構頻繁に犯罪者だ。
僕は言葉遣いに反省しつつ、
彼が過ちを繰り返さないように願う。
かなり頻繁に裏切られているけれども。