nonfiction

歩きながら
ふと 本を書いてる気になる
そんなに立派なものじゃなくていい
でも白い紙に 万年筆で
書いたモノは消せない
主人公が傷付く場面も
だからこそいい

僕は通行人Aでいい
セリフなんか無くていい
名前を変えて 衣装を替えて
いろんな場所に顔を出して

“よけいなことはしすぎるほどいいよ”

『昨日』のページに書いた記事と同じインクで
『今日』のページを書くわけじゃない
“悲しい話は消えないけれど ──”