2 Days

もしかすると、自分の中の『未練』を確認するような羽目になるかも知れないと、思っていた。
だから、正直に言うと、会うのは恐かったし、会うことに何の意味があるのか、会いたいというコト以外に、自分(それと、他人)に説明することができなかった。
しかし、この2日間は決して、Revengeなどではなかった。
異性の前で、カッコつけたがるのは、男としては当然のことだろう。だから、そのことをあれこれ言うことはしない。僕の中にそういう思いがあったとしても、それは、特定の相手に対するモノと見分けがつかないからだ。この場合は…そうでなかったと確信する。詳しい説明は、恥ずかしいので割愛するけれど、僕は既に周りととけ込んでいて、そして、『頼る』ことはしていなかった。

好きという気持ちは終わらない、
と昔書いていたが、僕は改めてそう思う。
好きな気持ちは終わらない、
その上に新しい気持ちを重ねていくだけだ、と。

意外なことだったが、
1年かかったが、
その新しい気持ちを完全に確認できた気がする。

彼女はきっとリトマス試験紙。天秤の重り。僕にとっては。
恋人でもない僕に、2日間も付き合ってくれて、
心からありがとうと、言いたい。
そして、これからもよろしく。

(2000.12.02)