一応、カスタム設定が出来るようになって多少充実したらしいムームーDNSを使うことを前提にしてます。
参考にしたサイト
DNSサーバーの設定DNSの解説 for ビギナー
最低限どうしても覚えておかないといけない用語は「レコード」だけかな?
ムームーDNSで利用できるレコードは、A、CNAME、MX、TXT。
説明を簡単に書くとこんな感じか。
- A
- 特定のドメインが参照するサーバをIPアドレスで指定する
- CNAME
- 特定ドメインのエイリアス。エイリアスのドメインがAレコードで指定されている必要がある。
- MX
- メール送信時の参照サーバ
- TXT
- 送信メールアドレスの他者によるなりすましなどを防ぐために使われるテキスト情報
とりあえず、開発用にこんな感じでドメイン・サブドメインの設定を行ってみた。
これで合ってるかわかんないけど…一応説明すると、
1行目
サブドメインを空白にしてAレコードを登録するとこうなる。hoge.comにアクセス → 192.168.0.1
2、3行目
サブドメインを「dev」「www」にしてAレコードを登録するとこうなる。dev.hoge.comにアクセス → 192.168.0.2
www.hoge.comにアクセス → 192.168.0.1
4行目
サブドメインを「www2」にしてwww2.hoge.comにアクセス → www.hoge.com → 192.168.0.1
となってるはず。
実際にアクセスしてみるとこうなる。
- hoge.com → 192.168.0.1
- dev.hoge.com → 192.168.0.2
- www.hoge.com → 192.168.0.1
- www2.hoge.com → 192.168.0.1
- lab.hoge.com → ×
他のエントリを読むと、例えばこうやって設定すると、
* A 192.168.0.1全てのサブドメインの設定を行えるみたいなんだけど、残念ながらムームーDNSではエラーが出てしまう。
サブドメインには「*」は設定できないみたい。
まぁ、でもサブドメインなんかどうせ限られた数しか使わないし、いいか。
メールを受信できるようにしようと思うと、MXレコードも設定する必要があり、
まぁその辺色々と面倒があるらしいのだけど今のところは予定がないので、それはまた今度やるときにでも。
おまけその1: ちなみにムームーDNSの反映に掛かる時間は30分から数日
この「DNSの反映」というヤツがいまいちわかんないんだけど、だいたいそれくらい掛かる。このエントリを書くに当たってテストでした設定は、約20分で反映されました。
まーそんなもんなのかな。
おまけその2: DNSサービスは他にもたくさんある
有名なのはDynDNS、DNSimple、国産だと、Dozensとか。Managed DNS, Domain Names and more! – DynDNS.com
DNSimple – Simple Hosted DNS and Domain Management
DNSを自由に簡単に。Dozens(ダズンズ)
知識がなかったんでチェックしてなかったけど、入門編はムームーDNSでいいとしても、
きちんと運用するんであれば、こういうのをフォローすべきかも。
海外のはどうしてもレイテンシーがあるみたいだけどねー
おまけその3:DNSの反映はTTL次第。
や、詳しくは知らないんだけど、この辺にそんなことが書いてありました。さくらのVPSで上位プランに移行するための手順 – さくらインターネット創業日記
1. DNSのTTLを60にします。(これは事前に余裕を持って行って下さい)
(中略)
7. DNSのAレコードを新サーバに向けるとともに、TTLを元に戻します。
TTLというのは、簡単に言うとキャッシュの有効期限で単位は秒。dig ホストで解るらしい。
調べたらば、ムームーDNSは3600秒の設定みたい。つまり1時間。
変更は出来ないので(この辺が低機能ってことなんだろうな)
ゾーンTTLとネガティブキャッシュのTTLについてはこれを読んだ。
@IT:すべての基礎、マスター・ゾーンサーバの設定(2/3)
「dummy.atmarkit.co.jp→NXDOMAIN(ドメインが存在しない)」といった、失敗した結果をキャッシュする「ネガティブキャッシュ」
あー。そうか。
てかこういうの普通にデータキャッシュするときにも必要じゃんね。うひー
おまけその4: ムームーDNSでのワイルドカード
通常、「*」をサブドメインに設定すると、全てのサブドメインのAレコードを設定できるようなのだけど、ムームーDNSでは禁則文字になっていて使えない。
「その代わり、サブドメインを空白にするとワイルドカードになるよー」
という情報を見つけたのだけど(未確認)、少なくともその下に他のサブドメインを設定するとダメ。
1行だけなら良いのかしら。
ちょっと確認してみる。 → ダメでした