和歌山、奈良での台風被害によせて
とっても個人的な話なのですが、 僕にとって、「那智勝浦町」「新宮市」「十津川村」というのは、人生に影響を与えた街10指に入る街でして、とくに那智勝浦町については、あの時あの場所にいなかったら今の自分はないとさえ思える場所です。20代前半の自分は、籍だけ大学にあってなにするつもりもなく、もちろん金もなく、時間だけがあるという中で、なけなしの金を集めて不足する分は体力で補って、つまり自転車で奈良から紀伊半島を越えて訪れたのが、那智勝浦町でした。(西吉野村~十津川村~新宮市~那智勝浦町) 自転車で行ったくらいでは人生は変わりませんが、その後も青春18切符を使うなどしてなんどか訪れているうちに、当時自分が抱えていた不安や悩みをどうすれば打破できるのか、というよりも、要するに笑い飛ばして歩いていけばいいのだと思わせてくれたのが、やっぱり、那智勝浦町だったのです。 まぁ、本当に個人的な話で、それを共有できるような人はいないと思いますけれど… そんな場所で、大きな被害が出ていると聞き、本当に言葉もありません。 被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。 あのとき自分がお世話になった色んな人が、無事であったらと思うばかりです。 また、めはり寿司とサンマ寿司を食べに行きたいなぁ…時事ドットコム:死者37人、不明55人=道路寸断、各地で孤立-和歌山、奈良で捜索・台風12号
台風12号による豪雨で大きな被害を受けた和歌山、奈良両県では5日午後も、警察や消防、自衛隊を中心に、土砂崩れなどで行方不明になった住民の捜索が行われた。和歌山県では新たに8人が死亡、徳島、香川両県でもそれぞれ1人の死亡が確認され、全国の死者は37人、行方不明は55人となった。 (略) 那智勝浦町では、行方不明となっていた馬継攻さん(68)の死亡が確認されたほか、土石流で3世帯の計5人が行方不明となった。 県によると、田辺市や新宮市など4市町の32地区約5000人が、道路の寸断などで孤立し、うち約1000人が地元自治体と連絡が取れない状態という。 一方、9人が行方不明の奈良県十津川村では、土砂崩れで村に通じる道路がふさがれ、自衛隊などの応援部隊が到着できず捜索が難航した。県によると、9カ所の103世帯では村内の救援隊も入れずにいるという。村への電話もつながらず、県は防災無線などで連絡を取っている。