"Art Terrorist"再び!
先日、ニューヨーク近代美術館他4ヶ所の美術館に、自分の作品を勝手に展示して話題になった、 “Art Terrorist”こと”Banksy”。 あれから2ヶ月、再び彼がやってくれました(笑)
「芸術テロリスト」今度は大英博物館にニセ壁画読売新聞の記事には画像は付いてないんだけど、 英BBCのニュースでは、その問題の画像が表示されていた。 うーむ…確かにこりゃパッと見わからんなぁ… 大英博物館のキュレーターなら解って欲しい感じもあるけど、 (どう見たって、スーパーの牛肉売り場に向かうおばはんじゃないか) アイテム数も膨大だろうしなぁ。 BBCのオンライン版では、この記事に関してかなりの文字を費やして、 謎の芸術家、Banksyの情報を集め、また関係者のコメントも載せている。 まぁそれによると、活動拠点くらいしかわかっていることはない、 そして、大英博物館広報も、 『他の展示物と非常に良くマッチして出来ており、付随していた説明もよく似ていた。』 とお手上げ状態。 同じく、 『彼はそれを私たちが保有できると言っていて、取りあえず今は彼に貸し出している。 今後どうするかは検討中である。』 とも言っていて、 ロンドンで、Banksyの新しいショーがあるし、 そこでは多分、『大英博物館からの借り物です』というコメントが付くんじゃないだろうか、 としている。 BBC NEWS | Entertainment | Arts | Cave art hoax hits British Museum その他、ABCニュースのオンライン版でも、 先日のNYの展示と絡めて報道。 こっちは短め。 ‘Art terrorist’ hits British Museum with caveman fake. 21/05/2005. ABC News Online ていうか、まぁ、面白いのは、 記事の記者含めて、特に誰も非難していないんだよね… 日本だったら、いろいろと書き立てられそうな気がするが、 そういうのがない。 そうは笑いつつも、各美術館も対策はとってくると思うけどね。 いやはや。 全世界で模倣犯が出ないか心配だ(笑)【ロンドン=土生修一】今年3月、メトロポリタン美術館などニューヨークの4つの美術館に自作を勝手に展示した英国人画家「バンクシー」が、今度は、大英博物館に、古代人がスーパーマーケットのカートを押しているニセモノ壁画をこっそり展示した。 この壁画は、「狩りに出かける古代人」の題で、今月16日に「古代ローマの英国」展示室に許可なく置かれ、18日まで3日間、だれにも気づかれずに展示されていた。 大英博物館スポークスマンは「他の展示品と調和していた。タイトルの付け方も本物そっくり」と、“見事”な手口に脱帽のコメント。 「芸術テロリスト」と呼ばれる「バンクシー」の事務所は本紙に対し、「大英博物館が私の作品を常設展示すれば、壁画の面白さがわかってもらえるはず」と本人の声明を伝えた。 (2005年5月21日1時35分 読売新聞)