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【今日のニュースから】静岡・サクラエビ漁の2018年秋漁が中止に
サクラエビ漁と言えば春の風物詩だと思っていたけれど、秋漁もあったのね。 で、その秋漁について、資源調査の結果今年度は中止することが決まったそう。漁をしてなんぼの漁業の皆さんには大変なことだろうと思うけれど、無くなってしまったら元も子もない。しかもそれも駿河湾という狭い領域での話だし、無くなったものを復活させるのは恐らくスゲー大変。今ここでそういう決断するのは大事なことだと思います。 記事中にあるけれど、むしろ問題は秋漁よりも春漁のやり方にあるようなので、春漁のやり方を変える(漁獲量の制限や漁期の短縮、もしくは、漁期を産卵が終わる時期まで遅らせるなど)ことが出来れば、資源を維持することは可能なのかな?気候変動などの影響で、産卵時期がずれたりしてるのかしら。サクラエビの秋漁打ち切り 出漁なし、史上初|静岡新聞アットエス
深刻な不漁に陥っている駿河湾産のサクラエビについて、県桜えび漁業組合の船主会(約80人)は13日、由比港漁協(静岡市清水区)で会合を開き、秋漁を11日前倒しして打ち切ることを決定した。天候不順以外で一度も出漁しないまま秋漁を終えるのは史上初めて。サクラエビの取り過ぎや陸上の環境変化を指摘する声が専門家からあり、資源調査を継続して状況把握を図る。望月武組合長が漁協で記者会見し、明らかにした。 打ち切りは10日の資源調査で、秋漁の漁場の湾南西部(大井川沖―相良沖)で採取した1259匹を県が分析した結果、水揚げに適さない体長35ミリ以下の稚エビ(0歳エビ)が63~76%を占めたため。調査した湾奥部から南西部計10海域の中で、資源調査ができたのは3海域のみで依然として魚影が薄い状態が続いている。船主会直前に県の担当者が関係者に伝えた。 望月組合長は、打ち切りは加工業者らの了解を得た上での判断であることを強調。「こうした事態は一度もなかった。楽しみにしている消費者にすまない。ただ、これから育つ0歳エビが多く見られるなど良い兆しもある」と資源回復への期待を込めた。
漁業関係者の方の生活もあるし「漁を辞めれば良い」と言えば良いというものでは無いのが辛いところだけど、その辺りも含めて何とか上手く自然と折り合いが付けられるように頑張って欲しいと思います。サクラエビ春漁漁獲、最低更新 「生態系構造転換」指摘も|静岡新聞アットエス
資源回復の鍵を握る親エビの産卵状況も低調とみられる。県水産技術研究所(焼津市)の推計では、09年以降の産卵個数は、豊漁だった1999年や2000年の1~3割程度にとどまっている。同研究所と共同研究をしている東海大海洋学部の鈴木伸洋教授は「産卵間近のエビを捕ってしまっているのが原因の一つ」と指摘する。 一方、同学部で海洋生物学が専門の石川智士教授は「海水温や、海洋の生態環境、陸地を含めた気象条件などさまざまな要素が変化している」と別の見方を示す。エビの産卵期や産卵場所が変わった可能性があると指摘。「駿河湾産サクラエビを守るために、産官学が連携して調査、対策を取らなければならない」と強調する。
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