4年前に買った電子レンジが突然故障してしまいました。
使っていたのは日立さんのこのモデル。買ったのは2009年12月。我が家はあんまり電子レンジ調理というのはしないんですけど、ご飯の温め、手作り弁当の温め、それから彼女のお菓子作りとそれなりにフル回転していたので、なくなったらもう超大変。鍋に水を張ってお茶碗を入れ、火に掛けて蓋をしてご飯を温めるなんてのを毎食やってたら大変です。面倒くさすぎ。
使えなくなってすぐに日立さんに連絡を取って、3連休後の火曜日に調査と修理の見積もりに来ていただいたのですが、出てきた見積もりは、
マグネトロンとインバータ基板の交換で技術料、出張料と合わせて21,630円になりますね
あー……。や、日立さんのサポートの方も、来ていただいた技術者の方もとっても丁寧で良い方だったんですけど、でもその電子レンジ、24,520円で買ったんですよね……そして、21,630円出して修理するんだったら、新品が買えるんですよね……
壊れたからと言って安易に捨てたくは無いのですけど、コストを考えるとさすがに修理は無理なので、修理は諦めて新しく買うことにしました。おっちゃんごめん。「僕ら家電量販店とかでいくらで売ってるかは知らんのでねえ」得勝して貼りましたが、や、すみません、おっちゃんのせいではないです。むしろわざわざ来ていただいて手ぶらで帰らせてしまって申し訳ない。
と言うわけで、購入しました。
まず考えたことは、「機能は最低限で良い」。最近の電子レンジはオート調理のメニューがあれやこれや付いていて、なんだかいろいろ出来るのが売りになっているんですけど、正直そんなにいろいろ要らない。レンジ機能としては出力と時間を指定できれば十分、オーブン機能としては温度と時間を指定できれば十分。大きさもどうせ2人暮らしだし20リットルあれば十分。あと、掃除しやすいフラットタイプ。値段が高くなったところで機能が増えるだけ(一応センサーも変わってるみたいだけど、どんなセンサーでも温めムラの文句は出てる)ということで、いくつかの候補の中から、パナソニックの電子レンジの一番安いタイプの、さらに型落ちを選択しました。
今見たら在庫切れで新型の方が安くなっちゃってるけど、買ったときはこれが一番安かったので。
最新モデル↓
日立の電子レンジと比べると、設置における空間の条件が少し厳しくなるのがデメリット(日立は左右上後の一面が開放されていれば他の面はぴったりくっつけられた。パナソニックは左右4.5センチ、上10センチの隙間が必要。後ろはピッタリOK)ですが、その他の面では特に変わること無く、サイズも前のヤツとほとんど同じ。
使ってみると、換気ファンの音が以前より若干大きく感じましたが、まあそのうち気にならなくなるでしょう。操作方法もシンプルで、コントロールパネルを見ただけですんなり使い方が解りました。多機能だとこの辺ボタンが増えてややこしくなるんですよね……
まだ使い始めたところなので、そのうち使い勝手の悪い部分も出てくるかも知れませんが、今のところは十分満足。値段(購入時は19,540円)も含めてとてもお買い得な商品でした。
まとめ
製品開発をする上で機能をどんどん加えて付加価値を増していくという方向になりがちなのは理解出来ますが、単機能・少機能の製品も作って欲しいなあと思ったりします。シンプルフォンみたいなのね。発酵はパン焼き器使った方が良いし、スチーム調理は蒸し器使った方が良いし、複雑な料理は圧力鍋の方が良いし、液晶画面も音声案内も要らない。結局、電子レンジって温められればそれで十分なんじゃね?という。まあ、そんなの身も蓋も無い話ですけれどね。
あとはこれが10年以上保ってくれたら言うこと無しだなー。保証期間は1年で、マグネトロンにも寿命があることは解っているのですけど、なんとなく電子レンジは長く使えないとダメな気がします。
パナソニックさん、よろしくお願いいたします。