アルバイトの皆さんで4/10までのシフトで勤務した分については全額、店舗が休業になったことで休みになった分はシフトに入る予定だった分の7割を支給します。
これを読んで、「ああ、新型コロナウイルスによる収入減は補償されるんだね。よかったね。」と思った人は甘い。結論から書くと、アルバイトの収入減を会社は補償してくれません。
一連の時系列はこんな感じ。
- 3/20頃から …… 新型コロナウイルスの流行による売上不振で営業時の人員削減始まる(アルバイトのシフトが削られ始める)
- 3/31 …… 売上不振のため4/11~5/10のシフトについてはGWを除いて社員だけで回すので、アルバイトはシフト入れられない旨通達
- 4/3 …… 売上不振のため3/11~4/10のシフトについても明日以降アルバイトはシフトを入れない旨通達
- 4/7 …… 4/8から5/7まで全店休業する旨通達
休業補償の対象は店舗が休業になった4/4~4/10までの期間なのですが、休業が決まる前にアルバイトのシフトは既に削られていたんですね。アルバイトのシフトを削りきったあとに休業が決まったわけなので、「休業のためにシフトを削られたアルバイト」というのは事実上存在しないわけです。念のため店長に確認を取りましたが、「そういうことになりますね」という返信でした。理解は出来る。出来るけど、お前らあんまりフリーターなめんなよっていう感じはあります。
所詮アルバイトは人件費の調整弁
切れるときに切れなくて何のためのアルバイトだよというのが、経営者の本音でありましょう。店の事情で減らしたアルバイトの給与を、あとから払ってやる必要はないわけでね。「よし1人分浮いた」と思ってるのをやっぱり6割支給とかできるわけがないし、アルバイトも別にそれは望んでないです。ただなあ。店の都合で減らされて、実際に払ってもらえる人が存在しないLINEグループに「休業補償出ます」つって流したらそりゃちょっともやっとするよね。何言ってんの?つってなる。店長は上意下達で流してるだけだから悪くはないんだけれども、通達以外の部分で一生懸命ねぎらってくれてるだけに逆に痛い。そんなにアルバイトのことを想ってくれるなら、シフト削られた分もいくらか補償してくれよってなる。出ていく分が多くなりすぎたときは調整弁を閉めて、出る量を調整する。アルバイトってのはそのために存在する立場なんですけど、いざまた水が貯まり始めたとき、その調整弁が前と同じように開くと思うなよという感じはありますね。そういうとこなんだよなあ。こんなご時世だし会社が潰れそうではないだけマシだけどさ。