「若者のパソコン離れ」という話ではなく
今どきの若者がパソコンを使えないというのはそうなんだけど、それでもすぐ使いこなせるようになるしだいたいはそこまで頑張ってくれます。ただごくたまに「ちょっと私もう無理そうなんで辞めます」つってほんとに辞めてしまう人がいるっていう。やる気がないとかそういうことではなく、見た感じ仕事にはやる気がありそうだし鬱を抱えてネガティブになりやすいっていうわけでもなさそうだし、シンプルにパソコンに触るということ自体が本当にすごいストレスだったみたいで。これが例えば居酒屋だったらパソコンが使えなくても出来る仕事はたくさんあって、実際料理長(40代)はパソコン触ったことほとんどない(最近スマホは使いこなせるようになった)し、社長(50代)もスマホは使い倒してるけどパソコンは多分使えない。そしてもちろん使える必要もない。唯一使える社員がその手の仕事全部投げられてかわいそうではあるけども、その人はレジ処理とか経理処理とかで必要でもある。
オフィスでだって必ずしもパソコンでなくてはいけないわけではないし、インターフェイスを工夫してあげれば全部スマホで完結出来るようにも出来るとは思うんだけど、でも例えばお客様と長文のやりとりをすることもあるし、様々な形式ファイルを扱うときもあるし、仕事の効率を考えるとパソコンの方が早くは終わる。やれる・やれないではなく効率性を考えると「事務仕事にはパソコンが必要」と言わざるを得ないんだけど……辞めちゃうのよね。
事前に学習する文化にならないか
なんというか、就職活動や転職活動をする前に、パソコンが使えるように勉強しておくべきだと思うんですよね。ここでいう「使える」は「キーボード打てる」とか「ブラウザが使える」とかそういう基本的なレベルの話で、それぐらいなら10,000円も出せば身につきます。今どき「パソコン使えないなんて」って言うこと自体がナンセンスなくらい、スマホ重視の社会になっているのはわかっているんですけど、それが必要な職種はまだまだ多いと思うし、なによりただでさえストレスフルな新しい環境で余計なストレス抱える必要はないと思うので……サラリーマンから未経験で飲食業に飛び込んだ自分が言うことじゃないけどさ。事前準備、大事っすよ。うん。せっかく職見つかったのにそれで辞めたらもったいないじゃん。ね。