「いしいのおべんとクンミートボール」が進化し続けてた件



子供の頃、ミートボールが好きでした。でも自分で作る立場になったらわかりますけど意外に面倒くさいですよね、ミートボール。しかも子供には毎日とか言われる。ハンバーグのタネを固めに作って丸めたら良いんだろうか?地味にいろんな材料が入っててタネ作るのは面倒だし、ソース掛ける前に茹でたり揚げたり焼いたりする必要があります。もちろんソースの準備も。

本当に美味しいミートボール|何度も作りたい定番レシピVol.8 | 【Nadia | ナディア】レシピサイト | プロの料理を無料で検索

個人的には今でも好きですけど、じゃあ作るかと言われると……うーん。我が家は彼女の人が鶏肉以外の挽き肉が苦手なので、もし何かで代用出来るならトマトソースベースで作って見ても良いんだけど、でも鶏団子って根本的にミートボールとは違うんだよなあ……やっぱり合い挽き肉が必要なのか。美味しそうなのになあ。




子供は毎日食べたい、作る方は作ってあげたいけど面倒……とまあ、そこでね、いしいのミートボールが出てくるわけですよ。最近のテレビでも宣伝してるのかよくわかりませんが、子供の頃は良くテレビCM流れてましたね。「いしいのおべんと君ミートボール」っていう。好きだったなー。




で、今の観点からすると、出来合いのミートボール?添加物たくさん入ってるんでしょ?って感じで、しかも80年代のまま知識が止まってるもんだから「昔のものって結構自由にいろいろ入ってたよね」「今さらいしいのミートボールを食べるなんて」なんて思ってたんですけど、調べてみたら全然変わっててびっくり。


img_kodawari02_02.png

最近の石井食品のミートボールは食品添加物無添加らしいですよ。「化学調味料無添加」だったらあるけど、「食品添加物無添加」ってあんまりきいたことない。しかも出来合いのもので。しかも驚いたことに国産鶏肉を使い(2012年からはその鶏肉の産地まで明記)、油も菜種油。アレルギーに配慮して卵・乳は使わない。すごすぎん?その辺のレストランやスーパーで売ってる出来たてミートボールよりよっぽど健康に配慮されているのでは。

Amazonで検索して出てくる競合品はこんな感じですからね。石井食品の頑張りが余計によくわかります。


食肉等(豚肉、牛肉、豚脂肪、牛脂肪)、たまねぎ、つなぎ(パン粉、卵、粉末状植物性たん白、でん粉)、粒状植物性たん白、 食塩、フォンドボー、ワイン、香辛料、ミートペースト、植物油、たん白加水分解物、pH調整剤、調味料(アミノ酸等)、 (原材料の一部に乳成分、大豆を含む) ※特定原材料7品目に関し、本品は乳、卵、小麦、えびやかにを含む原料を使用した設備で生産しています。 【ステーキソース】 醤油、ぶどう糖加糖液糖、ぶどう発酵調味料、トマトピューレ、ウスターソース、砂糖、濃縮りんご果汁、玉ねぎ、植物油、蛋白加水分解物、食物繊維、おろしにんにく、濃縮レモン果汁、おろし生姜、 酵母エキス、味醂、調味料(アミノ酸等)増粘材(キサンタン)、酸味料(原材料の一部に小麦、オレンジ、大豆、りんごを含む)


お弁当を作るお母さんと距離が近かったからこその取り組みなのかも知れませんけど、わかっててもここまでやれる会社ってあんまりないですよね。どうしても経済性や味にこだわって、材料を減らす方向にはなかなか進まない。それがこのシンプルさですからね。

すごいなあ、石井食品。



今度作ってみようかな

石井食品曰く「鶏肉と玉ねぎをパン粉でつないで味を調味したらできんで」ということみたいなので、我が家でも作れるかも知れない。ソースもトマトソースベースをちょっと和風にしてとろみ漬ければ良さそうだし。いわゆるミートボールみたいなのは彼女の人には気に入ってもらえないだろうとは思うんだけど、鶏肉だけで作れるんだったらアレンジのしようがあるんじゃないだろうか。今度やってみよ。