「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2018年4月のデータを掲載)

国会議事堂

内閣支持率のグラフを更新しました。


使用データ

政治意識月例調査 | NHK放送文化研究所




内閣支持率



44% → 38%

昨年夏の支持率落ち込みから、一時50%近くまで盛り返していましたが、ここに来て政治・行政絡みの様々な問題を指摘されるにいたり、再び40%を切る水準まで支持率が下がってきました。個人的には、問題とされている案件それぞれについて、首相の責任ましてや違法性をダイレクトに問うのは無理筋じゃねえのと思うのですけど、デカい声で時間幅取って訴え続けると効果が出てしまうもんですよね。上に立つ人ってのはそういうもんでしょう。

今週のビッグコミックスピリッツの「ホイチョイプロ」で、「高齢化で老害化が進み、そういう高齢者を集めて閉じ込めておくために作った施設がこの国会議事堂です」みたいなブラックジョークがあって、現況の国会を考えるにいやほんとそうかもしれないって感じでした。ほかに大事なことたくさんあると思うんだけどなあ。何日の何時から何時まで、森友問題について、何時から何時まで加計問題について議論しましょう、それ以外はその時上がっている議題以外の質問は控えましょう、みたいなこと出来ないんですかね?

中学の時熱心に行われていた生徒主催、生徒全員参加の伝統的な予算会議における、議長による関係ない質問への「却下します」がすごい印象に残ってます。議長は、無関係な質問は却下してったら良いんじゃないですかね(それが出来るのかしらんけど)。

ともあれ、第二次安倍政権もそろそろ終わりでしょうかねえ。どうせ、森友問題も加計問題もスッキリ解決するようなことはなく、前者は早く土地を処分したかった行政と学校の癒着の問題、後者は厳しい規制を突破した者に対する諦めた者のやっかみと公正に審査を行わなかったまたは行ったけど発表しなかった行政の問題みたいな感じで終わり、それでも「なんとなく安倍さんが悪いんじゃないの」的な雰囲気は拭えぬまま推移していくんでしょう。んで、自民総裁選からの新首相誕生、半年か1年したら解散総選挙みたいな話なんじゃないですかねー。議員にも国民にも受けるような首相候補がいるのか知りませんけども。自民党にいさえすればいずれ小泉進次郎さんだろうけど、まだ若いかなあ。とすると河野太郎さんか。あるなあ。



政党支持率



野党がマスコミと歩調を合わせて政権を糾弾していて、マスコミの論調的に野党大攻勢で政権は風前の灯火、いくぜ政権交代みたいな空気感あるんですけど、政党支持率見てみるとなんか笑っちゃうくらい動いてないんですよね。公明党と共産党、自由党が微増(0.4ポイント以下)したほかはむしろ軒並み支持率下げてて、希望の党なんか無くなりそうですよ。立憲民主党も思ったほどじゃないし。

これ結局、政治や行政の問題を追及し続けると、政権への打撃にもなるのかも知れないけどそれ以上に「政治不信」という形で、野党にも打撃になるってことなんじゃないでしょうかね?追究している各問題が重要じゃない、とまでは言いませんけども、なんかもうほかにやることないのって思うし、全体としてうんざりした感じになるのは否めないし。「ノイジーマイノリティ」が騒いでて盛り上がってるように見えるけど、実際はね。国民の醒め具合はこんなもんでしょうねって思います。

そんなことよりさー。なんかまた行き詰まってる感のある経済・金融方面を何とかして欲しいと思うわけですよ。結局、日銀は何とかできたのか出来なかったのか微妙なところじゃないですか。思ったより改善しないまま打つ手がなくなって行ってる、というのが正直なところでしょうけど……まあ、国会があんな風に空転してるのに日本の運営が日銀含めて何ごともなかったように進んでるのは、国会で散々糾弾の的になっている公務員や官僚が、国会議員が遊んでる間に仕事してくれてるからなんですけどね。豪華客船のデッキで盛り上がってるのが国会議員、船を動かしてるのが公務員・官僚って感じですかねえ。皮肉なもんです。


以上、4月の内閣支持率、政党支持率でした。