薄毛と抜け毛(と、増毛)

北海道づくり 「さわやかでフルーティな香り」 #beer


祖父が2人とも髪の毛が多く、父親も母親も髪の毛が多く、親戚に禿げている人が1人もいないので、髪の行く末にはかなりの安心感があるisです。こんばんは。つっても、僕だけ禿げるっていう可能性だって無くはないから油断ならないけどな!


昔、「ハゲしいな!桜井くん」という漫画がありまして、薄毛に悩む高校生、桜井くんの日常を描くラブコメディだったんですけど、その中で抜ける毛を気にする描写があってとても印象的でした。桜井くんの家は、お父さんもお兄さんも薄毛で、お母さんだけが迷惑なくらいふさふさであり、お母さんを除く3人が3人とも抜け毛に超神経質という家庭だったので、必然そういう描写も増えるんですよね。

もちろん、抜け毛っていうのは物理的に着実に毛が減っていくわけなので、それを気にするというのはよくわかります。桜井くんは抜け毛を気にするあまり髪が抜けるようなことを極力避けています。その気持ちはよくわかるのですけど、例えば髪を洗ったときに抜ける抜け毛というのは、洗ったときに抜けたのではなくて、髪を洗おうとした段階で既に抜けている、または、活力を失って抜けかけている髪なのであって、髪の健康を考えると、さっさと抜いてしまって風通しをよくした方が頭皮には良いわけです。むしろ、既に抜けてしまった毛をいつまでも頭皮近辺に留まらせておくほうが、実は頭皮には良くない。直感では、毛が抜けることに抵抗があるとは思うのですが、合理的に考えるとそうなります。


で、まあ急に真面目な話になりますけど、この話、なんかたまに思い出すことがあるんですよね。髪の毛のことじゃなくてさ、なんかこう「直感で抵抗を感じるけれど、実はその通りにした方が合理的だし、よく調べてよく考えた方が良いこともある」みたいなこと。「糖質を摂取すると太る」みたいな話があったら、確かに直感的には「糖質を食べなければ痩せるんじゃね!!!」とか思うけれど、実際には、糖質をコントロールしながら摂取し、摂取した糖質を使って運動してカロリーを消費するっていうほうがずっと効果的だったりするわけです。糖質を制限したら確かに痩せるかも知れないけれど、それが健康か?と言われると、うーん。

タクシーを捕まえて乗る前に目的地を告げて大体どれくらい掛かるか聞いたら、1,000円くらいで行けますよ、と言われた。思っていたよりかなり掛かる。バスで行けば1/5くらいで済むわけだし、バカバカしいやと思ってバスで帰ったら待ち時間含めてなんだかんだ1時間半掛かった。タクシーなら20分で着ける。確かに安く済んだけど、果たしてそれは得なのだろうか?と考えると、うーん。

上手い例えになっているかどうか自信ないけれど、つまり、「抜け毛」というわかりやすい恐怖を回避しようとして、逆にその恐怖を温存することになっていないか?という視点が大事だよねってことです。最近の日本は、恐怖を煽ってものを勧めるようなことが本当に多いけれど、その恐怖を回避することは本当に理に適っているのだろうか?と。

桜井くんも海藻ばっかり食べてないで、バランスのいい食事をした方が良いよね……

髪にいい食べ物を「ハゲしいな桜井君」から考えてみます。無添加シャンプー専門店へあ・まーと




ところで、増毛

母の実家が北海道の「増毛」というところです。読み方は「ぞうもう」じゃなくて「ましけ」。由来はアイヌ語の「マシュキニ」「マシュケ」(カモメの多いところ)らしいです。最近、留萌-増毛間の鉄道(JR北海道留萌本線)が廃線になって話題になりました。

もしかして増毛って薄毛に悩む人たちに人気があるスポットなのかな、いやそんなわけねーかとぼんやり考えてたんですけど、正月に実家に帰省したときに母親と話してたら、「東京のおじさん(母の兄)は、北海道に帰ったら増毛の切符たくさん買ってお土産で配ってたよ」といってて、笑った(笑)まじか、昔からそんなんだったのか。

留萌本線がなくなって今はもう切符は買えなくなったけれど、まー、増毛に行けばそういうなんかお土産物あるんだろうなあ。たぶん。