引っ越し作業は「不合理」に満ちている
部屋の荷物、主に本類を梱包しながら、「なんでこんなにたくさんNumberあるんだよ」と引っ越しのたびに毒づいていて、でも捨てたくないのでそのまま梱包するわけだけど、そういう話をすると必ず「自炊したら」とか「Numberは電子書籍販売始まってるよ」とか言ってくれる人がいて、「今どき書籍をフィジカルで持ってるとか合理的じゃないよ」まで言ってくれる人もいるのだけど、そういうのは重々承知してて、正直そろそろ新書とか文庫とかは全部電子書籍にしていこうかなあと思っているんだけど(どうせ1回しか読まないし)、そういう合理的な意見を採用出来るくらいなら始めから今どき雑誌の定期購読なんかしてないわけで、さらに言えば合理性考えたらとっとと読んだ端から捨てればいいわけで、そうしていないということはそこにそういう「合理」が入り込めないような「不合理」が存在していて、僕自身がそれを良しとしている、もっと言えばそれを望んでいるわけであり、この点においては一般的な整理術で述べられるような「合理」を受け入れることは出来ないのであります。Number以外の書籍であれば「それ今年1回でも読んだ?」「そもそも引っ越してきてから読んだ?」の回答で取捨選択を決定するという「合理」的判断をしているのだけど、ところどころその「合理」が働かない分野があって、Numberもその1つ。何とかならんかなと思ってるけど、捨てない限りなんともならない。次の部屋でも収納場所は確保済み。
あ、さすがに、ベッドの下から発見したカセットテープ、MD、ビデオテープは一部を残してほとんど捨てました。もらいものや思い入れのあるセレクトテープもあったけど、もう聞けないしねえ。仕方ない。