【ドル円】 円安続く103円(執筆時点で103円09銭) 【定点観測】

ドル円 2013/12/03



前回書いたのが先週末なので、実質2日の取引きですがそれでなんとドル円が103円台に突入。止まりませんなー。


ドル/円は年初来高値視野、円買い戻す理由ないとの声も | マネーニュース | 外国為替 | Reuters

東京外為市場午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の103円前半。午後に再び円安が進み、103.38円まで上昇。年初来高値103.74円を視野に入れた。ユーロ/円は2008年10月以来の140円に迫った。

予想を上回る米ISM製造業景気指数、株高、米長期金利上昇に日銀の追加緩和観測が加わり、「円安への邪魔がない」との声が出ている。

午後、目立ったフローが観測されない中であらためて円安に振れた。大手邦銀の関係者は、株高や米長期金利上昇に加え、世界的にマーケットの不安要素となる事象がないなか、「円を買い戻す理由がない」と話した。利益確定売りが一巡したタイミングで、ドル/円は再び上値を試した。

メリルリンチ日本証券の山田修輔FXストラテジストは「12月は株があまり下がらない。年末にかけてあまりリスクオフにならない季節性がある。米経済指標が良いのでドル高の要素がある一方、米短期金利をみるとフォワードガイダンスが非常に効いている。米緩和縮小という意味ではドル/円に上方圧力がかかり、フォワードガイダンスの強化観測という意味では株やクロス円、リスクアセットが支えられる構図になっている」と指摘。

12月は円安バイアスが強いとし、ドル/円は104円程度まで上昇する可能性があるとの見方を示した。ただ、103円を超えて加速していく局面は過熱感があり、先々の調整リスクは意識しておいた方がよいと述べた。



ポイントは4つ。

  • 日本の株価が上昇している
  • アメリカの経済指標が良くドルを買う動きが強い
  • アメリカの長期金利が上昇している
  • アメリカの金融緩和が縮小に向かっていて追加緩和しそうな日本と比較して円安圧力が強い

……そう言われると「そうなんかなー」と思いますけど、でもなんつうか株もそうだけどこういう後からされる解説って、「例えば先月だってコレと似たような状況だったんじゃないの」「来月コレと同じような状況でも違う相場でしょ」みたいなぼんやりした感じが拭えないのですよねえ。まあ「後付けじゃないの」っていう先入観もあるんでしょうけど。ていうか解説なんてなんでも基本、後付けなのですが。


仮に最近の値動きがこの4つのポイントをベースとしていたとするなら、今年中はあんまり大きく変わらなさそうだし、投機的な意味での揺り戻しはあったとしてもしばらくは円安が続いていくのかなーと言う気がします。知りませんけどね。円安が進めばまたそれぞれ何か対策を打つでしょうからね。



ユーロ/英ポンド

ユーロ 2013/12/03
ポンド円 2013/12/03

ユーロが139円95銭、ポンドが169円11銭。

先週末が139円52銭と167円02銭だったので、またさらに円安が進んでます。特にポンドひでーな。輸入企業の悲鳴が聞こえてくるようです。やばい。