ドルが対円で100円台後半、米緩和縮小観測で幅広く上昇 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters
2日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して幅広く上昇し、対円で1ドル=100円台後半に達した。最近の米経済指標が総じて堅調で、米連邦準備理事会(FRB)が想定よりも早く資産買い入れ(量的緩和)を縮小するとの観測が強まったことが背景。
というわけで、円安再び。相変わらずFRBの動きに左右されている感じです。昨日読んでいたNewsweekによると、FRBは物価と失業率、両方が基準を満たした場合に量的緩和を縮小するとしているのに対し、バーナンキFRB議長は物価と失業率のどちらか一方が基準を満たせば量的緩和を縮小していいという考えだ……と言うことでした。この辺の対立が、不安定な状況を生んでいると言うことでしょうかね。
ドルが対円で100円台後半、米緩和縮小観測で幅広く上昇 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters
今後は5日に発表される6月米雇用統計が金融市場の注目を集める。投資家は、非農業部門雇用者数が前月比16万5000人増え、失業率は7.5%に低下すると予想している。
ただ、その前の4日が米独立記念日であるために取引が細り、雇用統計発表時のボラティリティが大きくなる可能性もある。ドイツ銀行(ニューヨーク)の外為戦略責任者、アラン・ラスキン氏によると、通貨オプション市場では5日の取引について、特にイベントのない通常の日と比べてユーロ/ドルのレンジが2.5倍、ドル/円では3倍程度に高まると見込まれているという。
「ボラティリティが大きくなる」とは、全体の取引量が少なくなることで、小さな取引でも値が動いてしまう状態。というわけで、雇用統計の発表次第では大きく値が動くこともありそうです。どうなるかは……知らん。
〔外為マーケットアイ〕ドル一時100.79円まで上昇、5月末以来の高値を付ける | 外国為替 | Reuters
2日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して幅広く上昇し、ドル/円 は一時100.73円と6月3日以来、約1カ月ぶりの高値をつけた。最近の米経済指標が総じて堅調で、米連邦準備理事会(FRB)が想定よりも早く資産買い入れ(量的緩和)を縮小するとの観測が強まったことが背景。ユーロ/ドル は6月3日以来の安値となる1.2962ドル付近まで売られる場面があり、終盤は0.7%安の1.2978ドルとなった。
この日は「100円前半では押し目買いが見込まれ、100円後半では利食いや実需の売りが入りやすく、上下どちらにも動きづらい。100円半ばを中心とする値動きとなるだろう」(外為アナリスト)という。また、米国時間には、6月の全米雇用報告、新規失業保険申請件数などが前倒しで発表される予定で、注目が集まっている。