ワロタwww
日経平均のグラフが跳ね上がってたのは横目で見てたんですが、外国為替もこんなになってたのか……
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日銀が新たな金融緩和の強化策 供給量2年で2倍に NHKニュース
日銀は、3日と4日の2日間、先月、就任した黒田総裁の下で初めてとなる金融政策決定会合を開きました。
その結果、2%の物価目標を2年程度で実現することを念頭に、デフレ脱却を本格的に目指すため市場に大規模に資金を供給していく「量的・質的金融緩和」と呼ぶ新たな金融緩和の強化策を取りまとめました。
具体的には、今後、日銀は「マネタリーベース」と呼ばれる日銀が供給するお金の量を目標に政策を運営することにし、国債などを買い入れて2年間で2倍に拡大するなど、大規模な金融緩和に踏み切ることを全員一致で決めました。
日銀では、去年12月時点で138兆円だったマネタリーベースが、来年末には270兆円に拡大する見通しだとしています。
また、現在、2つに分かれている国債買い入れの枠組みのうち、3年前、白川前総裁のときに導入した枠組みは廃止して一本化を図ったうえで、長期の国債を積極的に買い入れ、日銀が保有する国債の満期までの平均期間を今の3年弱から7年程度にまで長くすることで緩和の効果を高めます。
また、株式を組み込んだETF=上場投資信託の保有額も年間1兆円増やし、2年間で2倍以上にすることにしています。
日銀の黒田総裁は、金融政策決定会合のあとの記者会見で、今回決定した金融緩和の強化策について、「これまでとは全く次元の異なる金融緩和だ。戦力の逐次投入をせずに、必要な政策をすべて講じた」と述べました。
記者会見の中で黒田総裁は、日銀のこれまでの政策について、「少しずつ金融緩和をするやり方では、デフレから脱却して2%の物価目標を達成できない」と述べ、デフレ脱却には不十分だったという認識を示しました。
そのうえで黒田総裁は、「量的・質的金融緩和」と呼ぶ新たな金融緩和策について、「これまでとは全く次元の異なる金融緩和だ。戦力の逐次投入をせずに、必要な政策をすべて講じた」と述べました。
また、今回、「マネタリーベース」と呼ばれる日銀が供給するお金の量を目標に政策を運営することにした理由については、「マネタリーべースは、日銀が発行する通貨なので、目標として分かりやすい」と述べ、分かりやすさを重視したことを明らかにしました。
大丈夫なんでしょうか……黒田さんはノリノリみたいなんですけど。
ああ、そこまでやらないといけないくらい日本の症状は酷いのか」というショックの方もある?
ちょっと胃が痛くて気軽に病院に行ったら即入院即手術みたいな感じの印象が…
…いや、聞いてはいたんですけどね。白川さんの時とテンションが違いすぎて。なんというかこう、「すげー」。
ロイターもこんな記事。
市場も驚いた異次元緩和、黒田日銀の「バズーカ砲」炸裂 | ビジネス | 最新ニュース | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
シティグループ証券チーフエコノミストの村嶋帰一氏は、ドラギECB総裁のLTRO(長期流動性供給オペ)に匹敵するような黒田総裁の「バズーカ砲」がさく裂したと指摘。「現時点でできるものは全て出したという印象だ。打ち止め感さえ心配されるほどだが、海外勢は日本勢以上に驚きをもって受け止めそうであり、材料出尽くしにはしばらくならないだろう」との見方を示す。
<ボルカー以来の衝撃>
今回の「量的・質的金融緩和」では金融市場調節の操作目標をこれまでの無担保コール翌日物からマネタリーベースに変更し、年間60─70兆円に相当するペースで増加させる。「金利」からマネーの「量」にターゲットを変更したわけだが、市場では「政策目標がわかりやすくなり、市場とのコミュニケーションがとりやすくなる」(国内銀行)と好評だ。
三菱東京UFJ銀行シニアマーケットエコノミストの鈴木敏之氏は「1979年にボルカー元FRB議長が、米国のインフレを止めるために、マネタリーベースの量をターゲットにし、インフレを退治した。黒田総裁がデフレを止めるためにマネタリーベースの量を目標を変更したことは、それ以来のインパクトがある」と驚きを隠さない。
バズーカ砲かー……
市場も驚いた異次元緩和、黒田日銀の「バズーカ砲」炸裂 | ビジネス | 最新ニュース | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ただ、中央銀行がマーケットに深く介入することで発生する「歪み」には警戒が必要だ。円債市場の財政規律に対する警告機能は事実上失われてしまった。企業業績も市場の期待ほどには回復していない。衝撃の「余韻」はしばらく続きそうだが、資産価格が経済実体から大きくかけ離れれば、反動も大きくなる。
とあるように、手放しでオールオッケーではないみたいだけど、期待するくらいしかやることないって言うね。
さてさてさて。