学生時代には高級な店のような気がしていた
先日、大学時代の懐かしい先輩、後輩と飲みました。
本当に久しぶりに会う人もいてとっても楽しかったのですけど、僕が一番驚いたのはまったく変わらない同級生の印象や先輩の貫禄…ではなくて行った店のメニューから受ける印象の変化でした。その店は何かお祝い事があると「あそこだね」と言われていた、僕らの中では「ちょっと高級な小料理屋」だったのですけど、考えてみればきちんとメニューを見て品物や値段を他の店と比べたことなんか無かった。お金のなかった学生時代の僕らが、その店に行くのはたいていの場合先輩やその日誕生日の奴の奢りであって、詳しくメニューを見る必要が無かったからです。どうせ味もわからなかったし。「この付き出しいくらなんだろう?」とかも考えなかったし。
で、今回改めてメニューのラインナップや値段を見てみたわけです。
実際どのくらいのランクの店なんだろうと。
したらねー、正直そこまで高級な店というわけでは無かったのよね。
みんなで散々飲んで、1人4,500円くらい。多分1人あたり日本酒1合、ビール3杯くらいは飲んでたと思うんでそれだけで飲み物だけで2,500円は掛かってる。となると食べ物だけだと2,000円くらい。あれ。普通のお店だな。僕がいつも行く店は大体そんなもんです。それでビールちょっと飲んで3,000円くらい払って帰る。
学生時代の価値観では、自分では絶対に払えないような店、諭吉に近い金が出て行くような店だと思っていたんだけど、当時夕ご飯を外食して払っていたお金が1食800円とかだったことを考えると、まぁ別に大した額じゃ無いのよね。お金無かったから人に奢りつつ行くのは難しいけど、割り勘で行くなら十分に可能。もちろんこういうのは気持ちの問題でお金の話では無いのだけどそれにしても。そうかー。
なんだか寂しいやら嬉しいやら。