答え:車がいないのを見計らって渡ります。
正直、危ないったらないです。
でもねーバンコクの中心部って横断歩道や信号が全然無いんですよ。大通りの交差点ですら。
次の大通りまで信号も横断歩道も歩道橋すらないです。もしくは横断歩道はあるけど歩行者用の信号はなく、信号に関係なく左折出来るレーン(タイは日本と同じく左側通行です)を車ががんがん通るので結局渡れないとか。完全な車社会ですが、もちろん歩行者もたくさんいるわけで皆さんどうするのかと思ってみていると…渡ります。ごく普通に。車の流れが赤信号になったタイミングで。
最初はどうやって道の向こうに行けば良いんだ…とまごまごしていたんですけど、答えは至ってシンプルでした。大通りが交差する交差点を斜めに突っ切る女の人も見ました。交差点のかなり真ん中に近いところで車の流れが途切れるのを待って、それから普通に渡ると。どうなってるんだ。
チャイナタウンでは交通整理のおっちゃんが出てるところも。大きな店の前だったかなぁ。
個人的な感想としては、「慣れてしまえば大丈夫」。車の方も解ってるのでそれで文句言ったりはしませんし、みんなが「当然のこと」として行ってます。僕としては一応気まずさみたいなものがあったので、小さく手を上げて挨拶して渡ってたんですけど…逆に笑われてました。いやあ。日本人だなぁ。横断歩道や歩行者用信号や歩道橋がないのが問題で自分のせいではないのだから、もうちょっと自信持って「普通に」渡れば良いんでしょうけどね。なかなかね。信号やなんやかやに左右されることなく自分の意志で渡れるのは快適なんですけど、まぁ、たぶんバンコクの人たちも信号が整備されてたらそれに従うんじゃないですかねぇ。「自由でいたい」とかじゃなくて仕方ないからそうしてるみたいな感じ?まぁその「仕方ない」をいつまでも直さないところがバンコクとも言えるのかも知れませんけどね。
ちなみに交通事故はもちろん多いです。ソンクラン(タイの正月)だけでこんな感じとか。
【ソンクラン事故情報 第5日目】4月15日の交通事故、件数、死亡者数 : キャプローグ
タイ正月ソンクランの交通事故多発期間(4月11日から17日)の事故件数情報です。
15日までの5日間の事故総数は計2581件、負傷者が2751名、死亡者が253名となりました。昨年と比較すると、死亡者数が増加する一方、負傷者数は減少しています。昨年の5日間の事故総数は、2584件、負傷者が2786名、死亡者が188名でした。
15日のみの事故件数は447件、負傷者は463名、死亡者は43名でした。
うひょー
でもまぁそりゃそうなるわなぁ…
車の方も歩行者が好き放題渡ってくるのはわかってるので、通常であれば上手いこと停車してくれる(多分それも渋滞の原因)んですけど、お祭りで浮かれた状態になれば突然飛び出す人も出るわけで…バンコク中心部では朝から深夜まで交通渋滞が起きていて救急車も例外ではないので…そんなところで交通事故に遭ったら助かるもうも助からないような。あな恐ろしや。不便になれるのは良いけど、注意が麻痺しちゃダメだなぁ。