「もうノーサイドに」野田新代表、挙党態勢訴え : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
民主党新代表に選出された野田佳彦財務相(54)は29日、両院議員総会で就任のあいさつを行い、「ここに集っている皆さんとしっかりと手を携えて、心を引き締めて重責を背負っていく決意だ。もうノーサイドにしましょう」と挙党態勢を呼びかけた。
また、政権運営を雪だるまに例え、「あの人が嫌いとかこの人が嫌いとか内輪もめをしていたら、雪だるまは転がり落ちてしまう」と強調した。
その上で、野田氏は「原発事故の収束、東日本大震災の復旧・復興、デフレ対策、円高対策などやらなければいけないことを、皆さんと一緒に、国民の皆さんが安心して良かったと思える仕事をさせていただきたい」と訴えた。
(2011年8月29日14時56分 読売新聞)
#ノーサイドに森元首相的な味わいを感じました 気のせいでしょうけど
というわけで、野田さんが民主党の新しい代表になりまして、本日菅内閣が総辞職→野田新内閣発足という流れです。菅内閣が総辞職しなくてはならなかった理由はよくわかりませんけども(好きではありませんでしたが、代わりがいないしこのままでと思ってました)、代表戦のバタバタを見れば、政治がどうとかいう問題より、党内の派閥調整に失敗したからなんだろうなぁと思います。多少スパンは短くなってますけど、自民党の時の首相交代に似ているような気がします。大体辞めるときは、不祥事が発覚したか、支持率下がる→派閥ごたごた→調整失敗という印象でしたし。調整を上手くやって立て直し、その後政策が実を付け始めて支持率回復という人も稀にはいますけども。小渕さんとか。
野田さんが勝った理由については、各陣営の様々な思いが上手く一致したからだという感じなんでしょうかねぇ。よくわかりませんが。なんか、小泉さんの時の感じを思い出しますが気のせいかな。本人の地力と言うよりは流れ的な意味で。そうなってくるとキャスティングボードを自認する人がいっぱい出て超うざいわけですけどその辺どうやって収めるのかってのが見所なんでしょうなぁ。鹿野さんもこんなん言ってるし。
【野田新代表】「数」に屈し小沢氏3連敗+(1/6ページ) – MSN産経ニュース
上着脱ぎサインという奇策まで繰り広げた鹿野陣営も黙っていない。
「私たちが野田政権を作ったんです」
29日夜の東京・赤坂の中華料理店。鹿野氏は自陣営の慰労会で「主流派入り」を宣言すると、出席者からは拍手がわき起こりまるで祝勝会だった。
陣営からは鹿野幹事長を要求する声が上がり、幹部は「後は人事だ。あちら(野田陣営)に物事の分かる人がいたら言ってくるだろ」と上から目線で語る。
えー。
政策とかそういうことじゃなくて、恩の売り買いなんですよねー。
まぁそれは政治やってたら必ずあることだから仕方ないですか。そうですよね。国際政治だってそういうの抜きの正論だけで戦ってるわけでもないですしね。日本の政治家が国外でも寝技を発揮できるかはまた別の問題ですが。ともかくそういう調整をクリアした上でさらにメディア対策もやりつつ政策もきっちりやっていただかねばならぬと言うことで、大変だなぁ。面白そうではあるけども、神経はすり減りそう。
なにはともあれ安定した政治が安定した生活を作ってくれるのを望むばかりです。
よろしくお願いいたします。