何度か文章に起こそうとしてみたのだけどなかなか上手くいかん。
自分が知っている範囲が狭いからなぁ…
しかしまぁ、それでも考えていることをメモして残しておきたいので箇条書き。
- 「自ら考えて動く社員こそが至高」というのは幻想
- ルーチンワークや事務作業は必ず必要でそれ専門の人員も必要
- 管理業務は事務作業の上位種ではなくて全然別部門、求められる技能も当然別
- 責任範囲の判断は本人ではなくその上位の管理者がすべき
以下、簡単に説明。
1. 「自ら考えて動く社員こそが至高」というのは幻想
1人で企画し、取引先を開拓し、チームを作り、売り上げを作るところまで持っていくような、そんなスペシャルな人材がいたらそりゃ会社は助かるけど実際問題としてそんな人間は殆どいない。
そんな理想を追うよりも、現実の陣容でどう戦うのかということの方が大事。
※但し、強化部門は除く。
2. ルーチンワークや事務作業は必ず必要でそれ専門の人員も必要
「刺身にタンポポを乗せる作業」なんつて言うけども、そういう人もいないと困る。そう言うのをバカにして、現場をリストラして足りなくなった部分を
社員入れて穴埋めするとかすると上手く行かない。
コンビニとかスーパーとかの、パートのおばちゃんと社員の関係。
もしくはスクウェアエニクスの技術者の話。
あとで気付いて慌てて雇い入れたけど質が下がってもう大変的な。
知らんけど。
3. 管理業務は事務作業の上位種ではなくて全然別部門、求められる技能も当然別
ルーチン作業に習熟したり、長い間勤めたからといって、管理業務が上手いわけでもないという。コンビニバイトのヒラバイトと、バイトリーダーの関係。
管理をするに当たって現場を知っているのは大事だけど、
求められている技能は同じじゃないので、現場での能力とかどうでもいい。
年功序列が最たるもんだと思うけど、自分の会社もなんだかんだ言って、
ベテラン社員を責任ある職務に就かせるみたいで無駄だなぁと思ってたので。
組織を仕切れる人、風呂敷広げられる人、細かく指示出せる人もそれぞれ違う気がする。
現場たたき上げの素晴らしいリーダーがいたとして、
それは彼個人が素晴らしいリーダーシップを持っていたというだけで、
たたき上げがリーダーになれるとかそういうことじゃない。
リーダーだって専門職ですから。
4. 責任範囲の判断は本人ではなくその上位の管理者がすべき
「自分の仕事だけして終わりとは情けない」みたいなこと言う人は多いんだけど、いろいろと高尚なことを考えた結果、自分の責任範囲がまずこなせてないみたいなことも多い。
我が社の今後の方針、営業部の次四半期の売り上げ目標、特定地域のシェア獲得、特定の顧客との付き合い…など、
人によって管理できる責任のサイズってのは色々ある。結構違う。ジャンルによっても変わる。
管理者はそれをきちんと見て、管理できる範囲で調整してあげないといけないんじゃないか。
「自分で考えて自分で行動する」んだとしても責任の上限というのはあるわけなんで、
それをきっちり引いて「これについて考えるように」というのを示すのが大事だと思うし、
それが管理者の仕事だし責任だろうなぁと思う。
それをしないで「言われたことしかやらない」というのは…ちょっと手抜きだと思うし、
言われたことしかやらないなら、きっちりとやるべきことを明確に言うか、
やるべき事を明確に言う仕事の人を作るべきだと思うんだよねぇ。面倒くさがらずに。
何か全然まとまらないけどそんな感じ。
またなんかあったら何か書く。