使うべきでないお金を使わないようにするのは易しいが、使うべきお金をほどほどに使うようにするのは難しい

何となく思っただけなんですけどね。


節約をする上での常道は、
  • 自分が何にお金を使っているかを把握する
  • それぞれの使い道を精査し使うべきでないお金を使わないようにする
    • 例えば遊興費(ギャンブル、飲み代など)とか、無用な間食などの浪費とか
  • 余裕の出来た資金に使途を与える
    • 貯金とか、保険とか、キャリアアップのための投資とか
と言う感じだと思うんですが「使うべきでないお金」を探すってのは結構簡単だし、丸ごと項目を削ればいいから実施するのも難しくないんですよね。パッと見わかりやすい。「個人がやるかやらないか」に実施の可能性が任されているなんてそんな簡単なことはないです。やればいいんだから。

でも使うお金ってのは必ずしもそんなにわかりやすいお金ばかりでもなくて、項目としては使うべきお金(≒必要経費)なんだけど、額の多寡や使い方を見直さなきゃならないって言うお金もあります。例えば食費とか光熱費とか家賃とか。項目を無くしてしまったり、安易に削減したり出来ないんですよね。そうなるともっと細かいところまで腰を据えて精査しなくちゃならないし、少なすぎず使いすぎず「ほどほど」が良いとは言っても、そのラインを上手に引いてそこに実態を持っていくのは結構至難の業。

「食費を2割カットするぞ!」とかいうのは簡単なんですけど、実際問題、毎日の買い物でかごに入れているものをどう集計したらこの食費になるのか?ってわかりにくくないですか。目標が食費10,000円削減だとして、今日のこのかごに入っているものの内どれを止めたら達成できるのかって結構わかりづらい。買ってるもの全ての値段を2割カットするわけにはいかないし、買うものを2割減らすわけにも行かないし。シティリビングの「家計簿診断」をよく読んでるんですけど、そこで見かける「食費1ヶ月20,000円」の4人家族とか、一体どういう食生活を送ったらそんなことが出来るんでしょう…謎です。

まぁ多分、その見極めから先が本当の節約、ということなんでしょうけれどね。