(スパンはグラフの見栄えで選びました)
まぁいろいろのタイミングがありまして、一昨日の日銀の景気対策で何とかなるんじゃないか、いやたいした意味無いんじゃねーのなどと侃々諤々ですが、外国為替市場の値動きだけを見てみるとなんかあんまり関係ないのねーとか。繰り返し書いているとおり僕は経済も金融も大した知識がないので、あくまで「状況証拠的」な判断なんですけども。
東証株価の方は「見守る」に比べれば格段の期待度っつーことで跳ね上がりましたけども、その辺は国内の期待を込めた視点と海外の冷静な視点の差という感じなんでしょうか。
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政府・日銀の追加介入に対する警戒感が後退し、海外市場で円は終始強含みに推移。桜井充財務副大臣が記者会見で、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を前に為替問題について触れ、「日本側が思っているような方向に進むのは難しい」などと発言したことで、円高阻止のブレーキが外れた形となった。加えて、来月2~3日にかけて開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で米金融当局が追加緩和策を打ち出す、との根強い思惑を背景にドルの独歩安が進み、円の上昇ペースに拍車が掛かっている。
日銀の神通力終了のお知らせですかね。
6日に発表された米雇用関連統計が市場予測に反して悪化し、米連邦準備制度理事会(FRB)が11月初旬の連邦公開市場委員会(FOMC)で、大規模な追加金融緩和を発表するとの観測が一段と強まった。これを受け、同日の米ニューヨーク市場と、7日の東京市場で円買い・ドル売りの動きが強まった。
加えてアメリカが弱いんじゃもうね。
政府・日銀は「市場の疑心暗鬼を誘うことで一方的な円高の阻止を狙っている」(同)とみられる。その有効な手段となるのが、覆面介入だ。日銀が実務を行う介入の方法には、(1)市場で直接取引に参加する(2)内外の大手の民間銀行に発注する(3)他国の中央銀行に委託する-などがある。15日は直接取引で介入をアピールしたが、今後は、民間銀行を通じた介入が有力視される。
いつまで効果があるんだろうか。
日本の事情だけで円高になってるわけではなくて、当然、ドル(アメリカ)と円(日本)の力関係および世界の情勢を加味して決まっているので、場当たり的な単独介入ではやっぱり厳しいよね。相手がヘッジファンドなら日銀砲も効くんだろうけど…相手が市場の「空気感」じゃ難しそう。
なんとなくだけど、これってもう金融政策だけじゃなくて、外交政策の問題になってるんじゃないのかね。アメリカも中国も自分のところの通貨が安い方が楽できるわけなんで…
どうなっちまうかねぇ。
今後の値動きを引き続き見守りたいと思います。
以上、速報でした。