RSSリーダーは情報収集に必須のツールだ
とか言われていた時代が早くも終わろうとしています。まだそんなに普及してないのに!すみませんウソです(笑
しかしそれを上回るインパクトがタンブラーにあるのは間違いないと断言できます。
実はこのタンブラー、サービス自体は開始されてもう何年も経っていて、僕自身も結構前からチマチマと使っていたのです。というわけでまた長くなりそうですが、タンブラーとは何か?から実際の使い方までまとめてみました。
以前まとめエントリを書いたときからすると多少はマシになったけど、「Tumblrに関する情報はTumblrの中にある」的な状況は今も根強い印象で、それがTumblrを取っつきにくく感じる理由な気がするので、こういう記事が出てTumblrがよりカジュアルになる(Tumblr論とか無駄なこと言わなくても使えるようになる)のは良いことかなと思います。GJ。
ただブクマでも書いたけど、Tumblrを「情報収集ツールだ!」と書いちゃうのはちょっと煽りすぎな気がします(苦笑)「情報収集ツール」としても使えるのは理解できますが、その言葉を鵜呑みにして使おうとして「使いづらい」って言われたり、不正確なデマがより飛び交うようになったりするかと思うと少々憂鬱です。
情報を収集することを考えると、Tumblrには以下の難点があるように思います。
- 時系列で並べる以外の分類法がない(熱心にタグ付けしていない限り)
つまり、
- 一度読んだエントリをもう一度読み返そうとするのは大変困難
- タイムラインを遡る以外にタイムシフトする方法がないので、まとめ読みにはそれなりの時間を要する
特にタイムシフトについては、仮に今の僕のRSSリーダーを全部Tumblrに移動したとして、毎日タイムラインを追って全記事読むことになったとしたら、仕事辞めないといけないくらい大変です(笑)
RSSリーダーの各フォルダはフォルダごとにチェックのタイミングは同じではなく、毎日複数回チェックするものもあれば、週に1回しかチェックしないものもあります。RSSリーダーではなくてブラウザの「お気に入り」でも同じでしょう。Tumblrに適しているサイトは「更新されていれば必ずチェックしたいサイト」でしょうかね?それならば、こんなに便利なツールはないと思います。
また、
- 分類無く羅列されるのでノイズが多い
- 元ネタの確かさより大喜利的な意味での引用が多いので真偽の確認には注意を要する
という注意点もあると思います。
分類無き羅列についてはそれがTumblrの良さでもあるので否定はまったくしませんが、印象としては、上流向いて口空けて待ってる川魚みたいな感じですからね。自分が欲しいものが来るかどうかは全部相手任せなので、上手く取捨選択しないといけません。
「大喜利的」についてわかりやすく言うなら、やってることは2ちゃんねるのコピペやテレビメディアの視聴率を狙った編集と同じってことです(閣僚の記者会見からセンセーショナルかつ自分たちの都合に合う部分だけを持ってくるとか)。アイキャッチとしてはわかりやすいし「へー」と思うには大変便利なんですけど、それはあくまでエンタテイメントであって、実用には向かないかなと。「Tumblrにはコンテンツの適切なサイズの概要が流れている」そう思っていた時期が僕にもありました。
以上を勘案して、Tumblrを便利に使うに当たって最も重要なことは「誰をフォローするか」であるといって間違いないでしょう。自分がやってくる情報に対して完全に受け身であり、フォローした人の記事が全てダッシュボードに流れてくる以上、その選択が自分が得る情報の質を決めます。それ次第で面白くもなるし、つまらなくもなるのがTumblrです。構造はTwitterとも似てますが、目で見てわかりやすい分、アレンジしやすいんじゃないでしょうかね?
で、最後に「フォローすべき40ユーザー」とか言ってジャンル別にオススメユーザー紹介をしたいところなんですけどちょっと面倒なので、個人的に好きなユーザーを何人かだけ上げて終わりにしたいと思います。
- :: H & A :: tumblr
- インテリア、建築物、風景写真などを中心としたTumblr。
- apple arts
- アート作品を数多くPostするTumblr。見ていて楽しい。
- (^ω^)やる夫のチラ裏やるお(^ω^)
- 広範囲にわたるPostが興味深い。
- Scanwiches
- サンドイッチの断面図を延々Postする実験的Tumblr
- 絶対領域Tumblr
- その名の通り、絶対領域専門Tumblr。