どうやら話を聞いてみると、専門はWebの企画・制作会社で、ご多分に漏れずSEO対策や広告代理業務(多分、AdWordsの最適化とか)何かも手がけてて、サーバのホスティングみたいな業務もやってるとかそんな感じの会社。コンサルティングに関しては、その会社に外注として仕事を発注する前提であれば、どんな細かいことでも聞いてもらって構わないので、みたいな話。
どうなの?それ。
僕が知らないだけで結構一般的なんだろうか。
これが例えば「経理」の話とかであれば、そういうのは確かにあって、どんなに自分が経験あって詳しいと思っていたとしてもプロの知識にはかなわないから、そういうコンサルティングは必要で、それを経て得るべきものは大きいと思う。ただなぁ…そういうのがWeb業務“全般”に向いているかと言われると何かもの凄くピンと来なくて。どうなの、そういうの。
「仕事で詰まってることありませんか?」といわれたら、そりゃーね。今の状態から、スケールアウトしやすいサーバシステムの構築まで持って行く効率的な手順とか聞きたいことはありますよ。やってくれるならそんなに楽なことはないし。でも…企業の伝統的にありとあらゆる部分を内製でやってる以上、はいじゃあ後はお願いしますとか出来るわけもなく、やるのはやっぱり自分っていう話。ネットワークの構築とかはお願いできるけど、それは今お世話になってる会社でも十分やってもらえてるしなぁ。「あればいいな」ではあるけれども、そこを商売に出来るのかと。
プログラムに関して言えば、なんというか有り体に言えば「不信感」なのだけど、例えばさ…コード書けない人間のコードに対するアドバイスを信用する人なんかいない(STFUAWSC原則)と思うわけですよ。だから当然、アドバイスをくれる人はプログラマでないと困るわけだけど、でもだとしたらコンサルティングのプロは成り立たないよねぇ。
なんというか微妙な違和感なのだけど、プログラマの人にアドバイスをもらったり間違いを指摘してもらったりするのは凄い嬉しいんだけど、その人にはコンサルタントではなくてプログラマでいて欲しいんですよね。いやもしかしたら、僕の中の「コンサルタント」という職種に対する意識が間違ってて、実際にはSE的な仕事もこなしてる人のこと(つまり常に発注先でコンサルしつつ設計してる人とか)なのかもしれないけど…いまいちピンと来ない。
単純に、そういうの文化じゃないと思うんだよな…
まぁなんというか、この事案の「オチ」としては、そうは言ってもなんにも知らない状態で「他人のアドバイスなんかもらえるかよ、ケッ!」とか言えるほどのもんでもない(そうだとしたらむしろそれこそ問題)ので、じゃあどんな会社か調べるだけ調べてみようかなぁと思って、会社のサイトに出かけていって思った。あは、ダメだこれはw
いやね。「それだけで中の人の質は計れない」ってのはそりゃ正論だと思うのですけどね。自分の会社の看板すら満足に掛けられない人に看板制作の手伝いなんか頼むわけ無いじゃないですか。当たり前ですよね。自社サイトってのは、自分ところが何を出来るかを一番手っ取り早く示せるものだと思うんですけど(ディレクションもしたい放題だし)、そういうところにお金を掛ける余裕もないんでしょうかね?よくわかりませんけど。
結論としては、要は、「SEOやりたいっす!」ってことみたいです。なんだかなぁ。
それにしても最近、SEO関連の電話営業メチャクチャ多いね。
みなさん、やっぱり業務大変なんでしょうかねー
どう考えても不況になったら真っ先に削られそうですしね。そういうの。
娯楽産業や広告産業も同じですけどね。
頑張りましょう。はい。
追記
「Web全般に関するコンサル」というと胡散臭さ界王拳な話だけども、専門的な分野を持つ企業に技術的なサポートを依頼するという話であれば、同じような知識や技術を借りるという話でも中身は全く違ってくるよね、と言うことに気付いたので何となく追記しておきます。株式会社はてなと、株式会社プリファードインフラストラクチャーとの提携の話とか。
プリファードインフラストラクチャーさんと提携しました – jkondoの日記
はてなとプリファードインフラストラクチャー、戦略的提携に合意。第一弾としてはてなブックマークの新機能を共同開発し、本日リリース – 会社情報:プレスリリース – 機能変更、お知らせなど
全文検索はサービス上の泣き所で、知識が全くない&文献読んでも半分も判らない中、検索対象を限定・分割して逐一クエリ投げるような仕組みにしないと時間が掛かって役に立たないというのが現状で、それこそ本当に丸投げでも良いから何とかしてくれませんか的状況なんだよな…
こういう話だったら検討なしでゴー、あとは予算の折衝だけ!って感じなんだけどなぁ。