もはや希望は小沢一郎
dosv
>なんでこんなのに投票したのよ。みんな。
なんで自民に投票しなきゃいけないのよ、って言われるのがオチですよ、それ。
個人的には民主党には何も期待してないし政治自体にも何も期待してないが
自民党はこのごろ日本にとって癌のような存在になって日本を蝕んでしまったので
とりあえず、この悪性腫瘍自民を外科的にとりましたって感じです。
まー4年は耐えられないでしょう、あの政党わ。
民主よりジジイだらけの政党ですから、あとは老衰ですね。
基本的には、良くある「自民がダメだから民主」という単純な考え方の方で僕とは相容れないので、あなたはそれで良いんじゃないかと思いますが監視をよろしくお願いしますってことで良いのですけれども、政治を良くするための考え方について気になることがあったので少し考えてみます。
気になる点はここ。
自民党はこのごろ日本にとって癌のような存在になって日本を蝕んでしまったので
とりあえず、この悪性腫瘍自民を外科的にとりましたって感じです。
「自民党が癌の存在になっている」という点については部分的に同意します。長い間政権を取ってきて、現在日本が良くない方向へ進んでいるのだとすれば、それは政権政党の責任であるし、そこに癌があると考えるべきです。具体的な問題点が法律であれ、システムであれ、議員であれ、行政であれ、それらを管理し改善できない政党は癌と言えると思います。
ですが僕としては、それを受けての手術の仕方が少々乱暴、無遠慮な言い方をするなら思慮が足りないんじゃないですか?と思うわけです。
コメントでは「外科的」と書かれていますが、僕は自民党が丸ごと癌だとは思いません。それは民主党が丸ごとカスでないのと同じ事です。執るべき手段は、癌に冒された組織を丸ごと取り除くことだったのか?という点が、この「癌→手術」の論理に対して感じる違和感です。
癌に対する治療にも段階があり、投薬治療、部分摘出、全摘出などとなっているはずです。癌の手術で人工の臓器を使うかどうかは分かりませんが、仮に使用するとすれば素性のはっきりしている臓器を使うはずです。
要は…、あくまで理想論でしかありませんが、民主が良いとか自民が悪いとか言う前に本当はもっとやるべきことがあったんです。それはつまり、臓器を構成するおのおのの部位、つまり議員1人1人についてその人間がどんな活動をし、どんなメリットやデメリットを国民にもたらしているのか、またはもたらそうとしているのか、それを判断すべきと言うことです。どこでどんな経験を積み、どんな知識を持ち、国政に対してどんなビジョンを持っているのか…それが全く分からない人間(あまつさえ当選まで選挙活動すらしていない人間もいる!)が、自民党所属ではないという理由で選ばれるのは異常だと言っているのです。
もちろん、それは当選した自民党議員についてもそのまま当てはまります。あれだけ無責任な振る舞いをし、国民の政治不信の端緒となった安部元総理大臣が堂々とそれもかなりの得票で選出されているのは異常です。なんで選挙民はもっと怒らないんですか?明らかに彼は癌です。
これが小選挙区時代の選挙結果だと言われればそうなのかもしれませんが、なぜ自民党に老人ばかりが残ったんだと思いますか?本来一番精力的に活動してきた自民党の若手議員を自民党だからと言う理由で排除し、素性の不明な人間をその代わりに当てたからでしょう。それのどこが、正しい判断なのですか?あなたの外科手術は組織の排除しか選択がないのですか?そもそも切る前にその組織や部位の調査をしないんですか?なぜ自民の老人を切って若手を生かさないんです?
結果としてこうなってしまうことについては、不満はありますが仕方ないことでしょう。それがきっと日本国民の政治の形でしょうし、すぐには変えられません。ですが、そのどんぶり勘定を分かった風の口調で美化する事だけは日本人としてあまりに恥ずかしくて認められません。何を言ってるんですか?自分たちが正しい選択の仕方をしてるとでも思っているんでしょうか。議員の行動だけじゃなく、我々国民自身がずっと間違った選択の仕方をしているんだと思いませんか?その結果のこの有様だとなぜ考えないのでしょうか。
僕らが今すべきことは何でしょうか。
それは、政権政党を選ぶことじゃないはずなんです。そうではなく議員を選ぶこと、です。あなたの選挙区の国会議員が国政にどんな貢献をしているのかを注視することではないでしょうか。選挙になったら、それと比べて立候補者個人が描くビジョンが良いか悪いかを判断することでしょう。それが小選挙区ってもんでしょう。
そろそろ無意味などんぶり勘定は止めて、きちんと選挙制度を有効に利用した議員選択を始めないと、仮に民主党がファインプレイを連発したとしても日本はダメになりますよ。あっけらかんと楽天的に、癌なら排除しても良いだろとか言ってる場合じゃないんですよ。