JWordの電話営業。


久々に、JWordの電話営業が来ました。
僕ではなくて上司が対応したんですが、その物言いがなかなか面白かったので。

便宜上JWordのリンクを貼りますが環境によっては勝手にプラグインがインストールされるかもしれません。それに関しては責任は取れないので、出来ればFireFoxなどでアクセスするなどしてください。


まず、商品の紹介から。
今回の営業は“検索アシストバー”に表示される検索語の販売。

JWord 検索サービス – イントロダクション – 検索アシストバー( 同時検索タブ )からのアクセス


GoogleやYahoo!などの検索サイトや、Amazon、楽天などで検索をすると、
右下に関連サイトってのが表示されます。
これが、1つの検索語に対して1つの企業と決まっている(つまり独占)らしく、
その枠を買いませんかーという話。

まぁ、ビジネスとしてはよくわかります。


ただまぁコレを売り込む営業マンの台詞がなかなか傑作で、
簡単に書くと以下のような感じ。

  • このサービスは去年の7月から始まって、今現在国内で販売されるPCにはインストールされています。
  • 国内で4000万台にインストールされています。
  • (国内でPCって何台あるんですか?という問いに対して)6000万台程度です。
  • (インストールされているPCのうちどれくらいが利用しているのか?という問いに対して)およそ8割くらいの人に利用していただいています。

とりあえず日本国内にあるパソコンのおよそ67%にはJWordがインストールされていて、
PCユーザの53%がJWordを利用しているそうですww

おいおい、JWordすげーな。
いつの間にそんな神メディアになったんだよ。



サービスとして競合するのはGoogleAdWordsとOvertureになるので、
そのクリックスルーと単価から計算して割安なら契約しても良いかな…
普通のユーザはそう考えると思うんですが、その点JWordさんは抜け目ない。

  • ご購入いただく検索語の価格は年間払いで42万円になります。
  • (購入しようとしている検索語のクリックスルーはだいたいどれくらいですか?と言う質問に対して)お答えできません。

自社のサービスに対する自信の表れでしょうね。
クリック単価なんて言う細かいことは言いません。何回クリックされても定額!
さすがです。

ただ、何回くらいクリックされているかは企業秘密なので申し上げられませんとのこと。
なるほど、情報の格差を利用するのが交渉術の基本ですもんね!
たとえこちらが検討に入れなくても交渉の勝利にはかえられません。



さらに、じゃあ検討した上で後日改めて返答したいんですが…と、
電話を置こうとすると、

  • そんなことしてると売り切れてしまいますよ!
  • できれば今決めていただけませんか。

さすが仕事熱心!びっくりです。

普通の企業は電話口の担当者がハンコ1つで42万円出せちゃったりするんでしょうか。
凄いですね。
うちは零細企業なのでとてもそんなわけにはいきません。

まさか、検索されることを恐れている…ってことはないですよね?







僕個人はJWordについては鬱陶しい思い出も多々あるので、
たとえ現在は改善されていたとしても、許すつもりは一切ありませんが、
仕事の上の話となればそれは話は別です。
たとえ僕が大嫌いでも、メリットがあるならすべきなんで。

JWordで検索すれば、もう悪評が次々にヒットすることは明白なんですが、
そういうのはあくまで過去の話で現在どうなのかはよくわかりません。
この検索なんちゃらが本当に画期的で、
日本人の過半数がコレを本当にガンガン利用していたとしたら、
過去の悪行があったとしても速攻で契約すべきでしょう。

ただ、そうしたことも含めてよくわからないので、説明が欲しい、
むしろそのための売り込みだと思うんですが、
その営業が言うことは結局は上のようなこと。

ざっくり言えば、

ってことだよなぁ。
そんなんで売れるのかなぁ。



GMOインターネット周りの営業っていっつもこんな感じなんだけど、
よっぽど営業ノルマきついのかしら。
凄い心配になってしまいます。



とりあえずJWordさんは、
いくら資本を投じても評判が良くなるのは無理だと思うので、
さっさと看板替えしてしまって、新しい名前でサービスを始めるのが良いと思います。

金の無駄じゃないかなー正直なところ。



以上、JWordさん、おひさしぶり!でした。


さて、hostsの設定を元に戻すか。