ITMediaのBlogが本日をもって閉鎖されました。
もちろん荒れたブログもいくつかありましたが、
全体としては、ITMediaならではの個性的な執筆陣が、
サイトの更新スケジュールに囚われないスタイルでコラムを書く、
そんな雰囲気があって、個人的には好きでした。
執筆者の、有名・無名なんて、あんまり関係ないんだなーと思ったり。
ヒトによって、住んでる世界はそれぞれ違うもんね。
まぁとはいえ、ITMediaの“経営判断”なわけで、
公に出来ないような理由もいくつかあるだろうし、
残念だけど、それを受け入れるしかないんだよなー俺たちゃ。
みたいな感じで、サラッと、受け入れてます。
まぁ、世間には良くあることさ。
とはいえ、中には興味をそそられる人もいたのは事実。
そういうわけで、なんとなく、その後皆さんどうされるのか、
まとめてみました。
(直近でエントリーアップしてない方までは分かりませんが。)
文中、敬称略。
いきなりだけど、コレと言って言及無し。小寺信良(映像系エンジニア/アナリスト)
まぁ、小寺さんの場合には、コラムで拝見できるとは思うけれども。
でも、コラムの体裁を整えた感じではない、切り出しのエントリが結構いい感じでした。
※追記有り
ブログとしては打ち切り。Impress/Cnetなどで連載されてるそうです。山谷剛史(海外専門PC/ITライター)
山谷さんも、ITMediaで引き続きお目にかかれますね。
取り立てて言及無し。9/12から更新されていないし、お忙しいのでしょう。福野泰介(株式会社jig.jp代表取締役社長兼開発責任者)
竹村さんも9/13を最後に更新されておらず、言及無し。竹村譲(パートタイム・プロフェッサー)
引き続き、ITMediaにてコラム連載とのこと。
さまざまな端末を紹介してくれた山根さんは、山根康宏(香港在住のフリーランスライター)
個人のブログも2005年10月から持ってらっしゃるようで。
そちらへ移行とのこと。
香港GSM/3G携帯情報局BLOG
一度、mixiはweb2.0かと言う問題で、よく分からないTBを打ってしまった清水亮(株式会社ユビキタスエンターテインメント代表取締役社長)
(わざわざコメントまでいただいてしまいました…汗)
清水さんは、個人のブログに移行。
技術寄りですがなかなか面白いです。
アキバ系!文京区本郷四畳半社長
一部のキャリアユーザーには有名なHiROさんは、ご自分も管理人としてなお連ねておられるMDBに移行…というか、ブログとしては打ち切り、でしょうね。これは。HiRO(ソフトバンクモバイル歴10年の30代後半サラリーマン)
MobileDataBank
あんまり読んではなかったのだけど、最後のエントリはなかなか。示唆に富んでました。ブログとして打ちきりというか、名前そのものが仮名のようで。名前毎打ち切り…とのことです。瓜生聖(兼業ライター)
取り立てて言うこともないでしょう。ご自分のブログを立ち上げ、そちらへ移行とのことです。西正(株式会社オフィスN代表)
西正が贈るメディア情報
編集部の中のヒトタチ。ゆえに、まぁ個人的なコメントは書けませんわねぇ。
ああ、惜しい。こういう人こそ、ネタ系ブログぴったりだと思うのに。ゲイムマン
コラムもロケ中心でこぼれ話多そうだし。
もったいない…
今後は、コラムはもちろん続くものの、ブログは打ちきりとのこと。
あ…すみません、読んだことありませんでした。新崎幸夫(元ITmediaブロードバンド担当記者)
打ち切りなどに関しては取り立てて言及無し。
9/16を最後に更新されておらず、言及はなし。岡真由美(フリーライター兼翻訳家)
やはりライターのヒトは他に文章が載る場がたくさんあるし、
1つの会社のブログコーナーには、
思い入れはないかもしれませんねぇ(岡さんがというか一般的に)
かなりマニアックなエントリを書いてらっしゃいますが…(初めて見た)memn0ck
最終更新、1/25(汗)
このまま、消えていくのでしょう。
そんなに頻繁で無いながらも、映画ネタってのは実は多いので、本山由樹子(フリーランスの映画・DVDエディター&ライター)
そういう関係かなーと思ったり。
9/11の更新が最後で言及は特にありません。
面白そうなのに残念。
サービス終了に一番反応されていたかも?小川夏樹(編集ライター)
僕は結構好きでした。
今後は、ブログなどはなされない方向で。
編集部の中のヒトタチ…ですが一応ご挨拶が。
読者との距離を編集者が知るって確かにあまりないかもしれませんね。
ハガキが来るような媒体でもないし。
そういえばいつの間にか更新されなくなってました。ソリッドアライアンス 社長&専務
元々企画的なブログだったので、
このまま打ちきりでしょうなー
初めて見ましたが、なかなか面白い感じでした。ちは蔵(フリーのゲームライター)
ゲームと、それをやってるヒトの生活と。
8/11を最後に更新されていないので、このまま打ちきりかなという感じです。
惜しい。
なかなか個性的なアンテナぶりを見せてくれていた奥川さん、奥川浩彦(イーレッツ株式会社)
最後に『会社辞めます』って、ええっ!
…そういうことのようです(苦笑)
1/29以来更新されていませんが、荻窪圭(老舗のデジタル系フリーライター)
自サイトの方で同名コラム(日記?)が更新されてます。
ちなみにこの名前は以前からのコラムの名前のようです。
それのblog版と言うことだったみたい。
荻窪圭の混沌の屋形船
中のヒトタチ、バイヤー編。
どちらかというと、ブログより広報的な感じですね。
ブログの必然性はなさげ。
4/20を最後に更新されていない。河野寿(パソコン評論家)
ので、このままでしょうねぇ。
05年12月より更新無し。浅井研二(フリーランスなライター/デザイナー)
05年11月より更新無し。九鬼隆則(DIGITAL COWBOY)
かなり面白げだけど、読書習慣のないヒトが、遠藤学(Itmedia +D Games編集部)
読書ブログを続けるのはかなり難アリと…思います。
6/8が最後で、当然何もなし。
7/21が最後の更新。青木まんま(プロデューサー&プランナー)
何か企画の途中っぽいですが…仕方がないですね。
■ 総括
ライターの人だけ見ても、引き続きブログで…というヒトはごくわずかですね。
多分、自分の文章で金を取る手段として、
既にそれが確立してるような人は、ブログにそこまで拘らないのかも。
僕から見るとブログはブログなんですが、
ライターの人はブログもコラムも文章なのかなーと。
当然かもしれないですけどね。
むしろ逆に、編集部の企画だったとはいえ、
およそブログなんか持ちそうにない人達が、集まって何か書いてたから、
面白かったんじゃないかって気もしますな。
これが全員アルファブロガーとかでもなぁ。
ひょっとすると、mixiの日記巡回も、
それと同じような魅力があるのかもしれないけど、
まぁその辺書くと長くなるので、今日はここまで。
追記)
アップ直後に、小寺氏が最後のエントリー。
…そうだろうなぁ。本来ならばコラムで取り上げるネタを小出しにしてしまうことは、逆にコラムのネタを食いつぶしてしまうことでもあり、苦痛ではあった。
僕は、ネタがなければ書かなければいいだけだけど、
そういうこととは根本的に違うもんなぁ。
でも、
相対的にコラムの方のクオリティも、またネット文筆業としてのスキルも、多少は上がったのではないかと自負している。というとこら辺に、少しは希望が持てていいや。
ブログ、というものの。
なお、本エントリの主題の部分に関しては、
移転先などは、特にない。声をかけてくれるところもないので、コデラノブログはこれにて終了ということになる。
残念。
1年前に戻って、コラムをいちいちチェックして回ることになるのだなぁ。
にしたって、こんなに慌てて店じまいしなくたっていいのに。
サーバがヤバイとかなのだろうか。
転送量とか。
事情はよく分からないけど、もったいないなぁ。
『IT』と名乗ってるくらいなんだから、
もう少し何らかのリテラシを見せてもらいたかったなぁ。
好きだっただけに。