ドラマ『電車男』、
正直言って、ドラマとか喜んでんじゃねーよ、と思ってたんですよね。
余計な演出とかいらねーんだよ、アレはアレがベストでアレで完結してるんだって。
勝手なコトして勝手に盛り上げてんじゃねーよってね。
こう…流行りもんに寄ってたかるの図が嫌で嫌で。
でも、ドラマ、なんだかんだ言って見てて、今日見て思ったんよね、
これは、別のモノだ、と。
むしろ、インスピレーションを受けて、作家が書き上げた、
もう一つのドラマなんだと。
なんていうかな、作り込み方がいい加減じゃない、つーか半端じゃない、
やたらと『オタク』『ちゃねら』をクローズアップしすぎてるのはどうかと思うけど、
心情的な部分では、十分に表現しきってるし、
なんかもう…呆れるほど細かいね。
なんでバーのBGMがO-ZONEなのかとか意味わかんねーけど、
なんであらゆる点で萌え系なのかわかんねーけど、
きちんと理解して練り上げた上で作られてる。仕事が細かい。
もちろん、ボタン一発で起動するPCとか、
掲示板でやたら自由自在にフォントサイズ変えられるとか、
AAの書き込みが一瞬で終わるとか、
理不尽な省略、演出はあるけどさ、
そんなことは些末なことでさ。
そっかー、
『原作』に拘りすぎてたのは俺だったなーって思うと、
逆に、当時の思いとかがよみがえりつつ、
これは、こういうモノだ、と思って改めて見ると、
うん、プライドもあって言えなかったが、面白いよ、このドラマ。
電車男がどうだったか、ということとは離れてさ、
(だから、どんな表現が行われても原作は一つも傷付けられない)
あり得なさ、ひたむきさ、
過剰演出だけどでも確かにあった連帯感、感情の繋がり、
そういうモノをきちんと表現してくれてるのは、良かったなと。
単に、流行りもんでそれ素材で作ろうぜ、みたいなのではなく、
なんだろうな、それそのものに対する愛を感じて。
みょーに嬉しくなってしまった。
来週は最終回。
この時間に俺に電話してきたヤツはぬっころすぞ。
つーか電話されても多分、
『qあwせdrftgyふじこlp;@』
だと思うが(笑)