発想もそうだが、実現した技術力、そのためのアイディアも考え合わせると、敬服せざるを得ない。
詳しくは、ITmediaの該当記事を読んでもらいたいが、
普通にSDカードとして携帯などで使えるのに加えて、
『搭載されている』USBインターフェイスでUSBメモリとしても使える。
SDカードは、携帯などを通してよく見かけるようになったフラッシュメモリだが、
フラッシュメモリには同じように、スマートメディアやコンパクトフラッシュ、メモリースティックなどがあり、
PC上で読み込むときには、それにあったスロットを用意しなくてはならない。
買ってくればそうは高くないんだけど…
そうそう使うものでもないだけに、イマイチ、便利とは言い難い。
現在主流の解消策は、メモリを外に出すことなく、
それを利用する機械と、PCまたはプリンタなどを直接繋いでデータを受け渡そう、というものだ。
これはこれで非常に便利なのだけど、PC側にソフトウェアのインストールが必要だったり、
機種によっては出来なかったりする。
自分の使ってる機械の型番なんて、購入検討してるとき以外意識しないし忘れてしまう。
後でカタログを見て、『なーんだ…』というのも煩わしい。
その点、USBであれば、今時、端子を搭載していないPCの方が珍しい。
実家のWindows98機だって、2ポート確保している(多分USB1.0だけど)
言い換えれば、このメモリなら、何か特別なことをせずに、持ち歩かずに、
メモリをPCで読み込める。
こんな薄いものの上(中?)にねぇ…恐るべし。
敢えて問題点を挙げるとすると、
写真を見る限りでは、形状的に接続できるコネクタを選ぶのでは…と。
SDメモリを真ん中で折り曲げる形になっているので、横から見ると、L字型になっている。
ということは、出っ張った方に他の端子や部品がある場合には接続できない。
折り曲げるのではなく、シャッターのようなスロット式にすれば解決できそうなのだが…
なにはともあれ、まだ発表されたばかりの製品なので、
今後、何らかの改良がほどこされていくことでしょう。
期待したい。
(つい最近、USBメモリ買っちゃったけど)
ITmedia ライフスタイル:SanDisk、USBインタフェースを搭載するSDメモリーカードや新型携帯オーディオプレーヤーを発表
この製品は1GバイトのSDメモリーカードだが、ユニークなのはカード本体にUSBインタフェースを搭載しているところだ。USBインタフェースは本体に格納されており、通常時はSDメモリーカードとしての利用し、PCと接続する場合は、本体に折りたたまれているUSBインタフェース(コネクタ基板のみ)を利用する。リーダー/ライターを必要とせず、PCと接続できるのが最大のメリットだ。