ITmediaビジネスモバイル:2007年は携帯用燃料電池 元年ランニングコストも、メタノールは1リットル当たり40?50円の安い。携帯用(10cc)で0.4?0.5円、PC用(200cc)で8?10円だとNECの久保氏。
耐久性も「自動車や家庭用に比べるとかなり楽」だとNECの久保氏は話す。10年程度の耐久性が求められる自動車や家庭用に比べ、当面は1?2年の保証でかまわない。携帯向けは耐久性向上よりも初期特性向上を目指すべきだとし、「5000?1万時間が目安」だと話した。
空飛ぶ車並に未来的な感覚のあった燃料電池も、あと数年で実用化されるらしい。
開発されている技術と、実用化されている技術の洗練の度合いを考えると、
この数年間で飛躍的に発展したんだなぁ、と感じる。
とりあえずは、今後さらに消費電力が大きくなると考えられる、
3G/4G以降の携帯電話に採用される予定らしいが、
『燃料電池』と聞いて真っ先に思う不安な点は、
『カートリッジ交換するんでしょ?めんどくさいよ…』、ということ。
燃料電池は、カートリッジでメタノールを供給し、
電池内でそれを水素と酸素に分解して発電するので、必然的に、
定期的にメタノールを供給する必要がある。
もしこれが、デジカメの電池みたいに、
1週間程度で切れ、単価も300円とかだったら…凄いコスト増になるなぁ、と思った次第。
しかし、この記事を読んでみて、それらが誤解だったことが分かった。
あくまで、製造者側のコストだけど、
携帯用燃料電池自体が40円、メタノールが1カートリッジ1円以下。
そして、耐久時間は5000?1万時間(携帯の特性上、そのまま、半年?1年といえるだろう)
ホントかよ、と思えるほど手軽な感じになりそうなのだ。
(あ、電池の製造コストを考えてないから、製品はある程度の価格になるだろうけどね)
そんな便利なものなら、別に良いかなぁ、と思う。
むしろ、早く実現してもらいたい。
課題はたくさん有るみたいだけど。
地球のエネルギーが枯渇していく中で、人間の必要とするエネルギー量は増える一方。
メタノール、酸素、水素、水…どこまで人間は地球を食うつもりなんだろう…と思うけど
俺らだってそれなりに頑張ってるんだよね。
地球にとっては迷惑きわまりなくても。