本格的に使うようになったのはごく最近のことだ。
slashdotでtristanさんて方が書いてるとおり、
マウスジェスチャーを知ったとき、僕も最初は、
「便利そうだけれど、用は足りてるからなくてもいい」
と思った。でも、使い始めたら手放せない。
そう、僕も思った。
別に戻るは戻るボタン、進は進むボタン、閉じるは閉じるボタン…あるからいいじゃん。
でも、ふとした拍子に使い始めたら…これが手放せない。
何が違うって、『マウスを所定の位置へ移動させる』という、手間が省ける。
これが思いの外大きい。
例えば『ページを戻る』ために、『思考→視認→動作』とあったのが、『思考→動作』に減る。
以外とバカにならない。
最近は、DonutとFireFoxを6:4くらいで使っているのだけど、
当然のようにFireFoxにも導入している。
(拡張機能プラグイン『All-in-One Gestures』)
で。こうなってくると、ウェブブラウジングだけではなくて、
デスクトップ上でもマウス1つで作業できたらいいなぁ…と思ってしまう。
そりゃ、複雑な作業を割り当てるのは現実的ではない(覚えきれない)けど、
よく使う作業であれば、マウス1つでやってしまうと助かる。
探してみた。
マウ筋(まうすじ)
マウスジェスチャーにより任意の命令を実行することができます。
おお。これだこれだ。
制作者はピロさん(ピロ製作所)。
デスクトップ上の様々な作業にマウスジェスチャーを割り当てられるほか、
任意のプログラムを選んで、最高30回までの命令を設定できる。うむ。
早速ダウンロードしてみる。
…よくできてる。できてるが、それゆえに複雑で設定がわかりにくい(汗)
一応ヘルプファイルも付いてるけど、
基礎設定に関しては、『マウ筋など便利なソフトを紹介』というページの方がわかりやすいかも。
あんまり複雑な命令は思いつかなかったので、
とりあえず、『戻る』(Alt + Right)を右クリックを押しながら左、
『進む』(Alt + Left)を右クリックを押しながら右、に割り当ててみる。
ほんの、少しのことなんだけど…もの凄く便利。
前述のtristanさんは、文章の最後を、
しかし、カスタマイズされ過ぎた環境に慣れるのはいいことではないし、
右クリックはいろいろ使うから、アプリによっては不都合がある。
マウスの親指の部分にボタンを一つ増やして、操作方法が
標準化されるようになるのが望ましいと思う。
と結んでいる。
確かに、どこに行っても自分専用の環境があるわけではないし、
柔軟さを失うのはあんまりいい傾向ではないかもしれない。
でもだからといって、3ボタンだ、5だ、8だと、ひたすら増やしていく方向で良いんだろうか…
機能が増える毎にハードウェア的に対応していくのは、
システムデザインとしてはその場しのぎに過ぎないような。気がする。
何はともあれ、マウ筋、オススメ。
レジストリを使わないらしいので、気になる方はちょっとお試しを。
ピロ製作所
http://www.piro.cc/