about the 『君の顔』

この叙情的な詩は、
1988年4月5日、
つまり、僕が11になって3ヶ月後に書かれた。
僕の記憶に依れば、
これは、詩として意識して書いた物の、
2作目にあたる。
(1作目は国語の授業中に書かれた、
記憶にある中で最高傑作の中の一つだが、
残念ながらほぼ永遠に失われている)

この詩を書いた背景は…
初恋だった女の子が転校してしまい、
住所も、引っ越した先も知らず、
もう2度と出会えない。
そういう、ブルーな気持ちと、
いや、それでも生きていくのだ、と言う気持ち。
今読むとやたらと大人びて読めるのは気のせいか(笑)

偶然見られてしまった、母親しか、
この詩の存在は知らない。
これを書いたことを切っ掛けに、
思春期の僕は、多くの、自分の鬱屈した思いや、
憧れを描いた詩を作っていった。
(しかし決して文学的な少年ではなかった。念のため)

今読むと、恥ずかしい限りだが…
今よりもずっと、いろんなことに挑戦している。
少年の頃の僕が、今の僕に、
力をくれる。

『詩』を書かなくなって、久しいなぁ…
最近は、ノンジャンルな書き物ばかりだ。