柔らかい壁のような Mutter September 07, 2003 陽の注ぐ川岸から引かれるように向かう 境界線が引かれているわけではないのに そこはこことは違うエリア 細胞壁のような柔らかな壁を通り抜ける すべてが、僕がそこにいることを、 緩やかに見つめ、緩やかに無視する そしてそっと包む。 なにかがとけだしていき、 なにかがとけこんできた。